50年前のボクシング世界タイトルマッチは

 今から50年前の今日73年12月5日に東洋Jウエルター級王者ライ
オン古山が、パナマシティでWBA:Jウエルター級王者アントニオ
・セルバンテスに挑戦したが判定負けでタイトル奪取に失敗した。

 試合は長身でリーチに勝る強打者セルバンテスに対しタフで持ち
前の強打を誇る古山が前半から肉薄して互角の展開だったが、古山
の強打を思い知りタフさに手を焼いた王者が距離を取ってポイント
稼ぎに徹して判定防衛となったのだ。

 セルバンテスは翌年来日し門田恭明の挑戦を受けて8度もダウン
させる強打を披露したのだが、それだけに古山のタフさが際立った
一戦だった。

 コロンビア人のセルバンテスは古山戦をパナマシティで行ってい
たのだが、この試合は日テレでOAされたのを動画サイトで見る事が
できた。

 この試合が73年の日本人選手が戦った最後の世界戦となるのだが、
この年は日本人選手が出場した世界戦は13試合ある中で半分の6試合
を海外で行っている。

 まぁ昭和の時代に海外の世界戦で日本人選手は7勝しかしてないた
め73年の海外世界戦の成績は1勝6敗で開催地はホノルルで2試合、パ
ナマシティで3試合をバンコクで1試合を行っているのだ。

 この6試合を日テレが3試合、TV東京が3試合を中継しているわけで
70年代後半からは民放地上波で徐々に減っていたのだが当時は衛星中
継されていた。

 結局それだけ当時はボクシングの世界戦の価値は高く、海外開催で
も世間一般の関心は高かったのが分かる。

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