‘リアル’アスカ・カズマ=隆大介、光の世界に旅立つ


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/hochi-20210422-OHT1T51102

 昨日のネットニュースに俳優の隆大介氏が11日に頭蓋内出血で、
亡くなっていた事が掲載されていた。

 隆大介といえば一般的には仲代達矢が主宰する無名塾の一期生と
して活躍していた俳優で80年に黒澤明監督作品の影武者で織田信長
を演じてブルーリボン新人賞を獲得すると、以降もシェークスピア
のリア王をベースにした乱で父親を心配する三男・一文字三郎直虎
役などが印象深い。

 もっとも最初に氏の存在を意識したのは小中和哉監督版のブラッ
クジャックで見事に嵌っており、以前加山雄三主演の実写版をガッ
カリしたトラウマを払拭してくれた。

 そんな中で最も印象に残っているのはウルトラマンダイナでダイ
ナに変身するアスカ・シンの父・カズマである。

 つるの剛士が演じるアスカ・シンの父親カズマはネオマキシマ航
法で宇宙を秒速30万km=光の速さで飛ぶ実験機・
プラズマ百式のテ
ストパイロットだったが、ある日テスト飛行中に消息を絶つ。

 アスカがの夢や思い出の中で登場するのだが少年時代のアスカに
優しく人類の進化についてや諦めない心などを話すシーンが印象的
で、
真っ直ぐな諦めない生き方の手本になった事が分かるし当然な
がら父としてもパイロットとしても尊敬する人物なのは間違いない。

 だからか以前も記したように昨年大好評だったウルトラマンZに
変身するナツカワ・ハルキと父の関係が、キャッチボールのシーン
に代表されるような父と子のシーンがダイナのアスカ・シンと父・
カズマをモデルにしていると実感できる。

 スヒューム編ではダイナがレイキュバスから氷結させられた時に
励ますために現れるなど、ここぞという時に現れるのだから下手な
ウルトラ兄弟が客演して助けに来るよりも効果的だったと思う。

 それを考えると個人的に‘アスカ・カズマのような父親になりたい’
と思わせる演技を隆大介氏はしていたのだ。

 最終回でグランスフィアを倒した直後にできたワームホールにダ
イナは飲み込まれるのだが、光の中でプラズマ百式に搭乗した父・
カズマと再会を果たし共に光の中へ消えていくのがダイナのラスト
シーンだった。

 恐らく隆大介氏の魂も、プラズマ百式で光の世界に旅立ったと思
えてしまうわけである。

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 欧州SL構想... 何とも不遇な... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。