ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
ユーリ海老原アルバチャコフの快挙から30年
今から30年前の今日93年3月20日にタイのロッブリで行われた
WBCフライ級タイトルマッチで王者のユーリ海老原アルバチャコ
フが、元王者のムアンチャイ・キティカセムを9RTKOし2度目の防
衛に成功すると共に日本のジム所属選手が初めてタイで行われる
世界戦で勝った一戦である。
雪辱に燃えるムアンチャイに対して慎重に立ち上がったユーリ
は4Rあたりからペースを掴み5Rに右カウンターをヒットさせると、
7Rに右でダウンを取るがラウンド終了ゴングが30秒も早く鳴らさ
れるというハプニングがあったものの冷静に対処したユーリは9R
に2度のダウンを奪ってストップ勝ちし防衛に成功したのだった。
両者は前年6月にユーリがムアンチャイに挑戦する形で対戦し
3Rにダウンの応酬があった後、8Rに右クロスでユーリが王者を
失神させタイトルを奪取していたが再戦はムアンチャイのホーム
であるタイで行われる事に。
再戦はバンコクではなくロッブリーで行われるのだがバンコク
ならば屋内の可能性が高い一方、地方都市開催の場合タイでは屋
外リングで行われるため暑さとの戦いともなるわけだ。
しかもファイティング原田に始まりジムの先輩・海老原博幸を
はじめとして日本の選手がタイでの世界戦では勝った事がないと
いう事も相まって、楽観視できない状況にあったにも拘わらず試
合前からユーリは‘ノープロブレム(問題ない)’を連発していた
ので心強くはあったが。
結果的に試合はユーリの完勝となったわけだがアウェー対策と
して日本から大量のミネラルウォーターを持ち込みコックも胎動
させ、食材はバンコク市内でコック自ら調達し50,8㌔の金垂を持
参して計量用はかりのチェックするなど周到な準備があっての
快挙だった。
とはいえ30年経った現在WBA暫定タイトルマッチで江藤光喜が
勝った例はあるが、正規タイトルマッチで日本サイドが未だに勝
ててない事を考えるとユーリの快挙の素晴らしさが分かる。
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