39年目に してマジンガーZ対 暗黒大将軍を見た

 過日 東京の友人からマジンガーZ対暗黒大将軍のDVDを戴いた。

 この作品は子供の時に映画館に見に行きたかったのだが行けずに終わった
ものなので実に39年ぶりの悲願達成?ともいう形で さっそく見た。


 ご存知のようにマジンガーZが暗黒大将軍率いる戦闘獣軍団からボロボロに
されて大ピンチに陥ったところに次作品の主役であるグレートマジンガーが
助けに来るという‘お約束’満載の内容だから結末は知っていたのだが実際に
見ると それなりに引き込まれる事になった。


 WOWOWのウルトラセブン・ハイビジョンリマスター版のトークコーナーで
脚本家の藤川桂介がセブン暗殺計画について‘セブンを敗北寸前に追い込む
までは すんなりできたけど、どうやって助け出すかが苦労した’というように
主役のヒーローがピンチに追い込まれるほど注目度は上がるものの 救出する
ための方法が問題になる。


 藤川桂介はウルトラの後にマジンガーZや宇宙戦艦ヤマトなどの脚本を担当
しているので そういった‘大逆転’のカタルシスを見せるのは上手いのだが、
今回のマジンガーZ対暗黒大将軍の場合は次回作の主役であるグレートマジン
ガーの強さを より引き立たせるためにマジンガーZをボロボロにするわけだ。


 こうすれば劇場版で一足早く次回作のヒーローを見る事ができるし大逆転の
辻褄も合うわけで一石二鳥だろう。


 もっともレギュラー番組になるとグレートマジンガーも苦戦し始めるので今と
なっては劇場版での驚異的な強さは さすがにやり過ぎではないかと思えて
しまう。

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