オリックスが馬原獲得=寺原のFA補償で―プロ野球(時事通信) - goo ニュース
明後日からプロ野球もキャンプインとなるが今年に入って 福岡で話題になった
のがバファローズからホークスにFA移籍した寺原隼人の人的保障として11年
シーズンまでクローザーだった馬原孝浩がプロテクトされずにバファローズ入り
となった事。
‘守護神流出’などという声もチラホラ聞くものの昨シーズンは1年を通じて故障の
ため登板がなく、今シーズン何とか復帰できるかどうかという状況下だったので
昨年の岡島秀樹のようにMLB帰りの五十嵐亮太を獲得していたし寺原もクロー
ザーでは実績を残しているので個人的には そこまで問題はないと思う。
‘なぜプロテクトから外した?’という意見もあるようだが正直言って馬原は手術
明けの投手だからシーズン開幕から使えると判断してないため間違っても指名
される事はないだろうとフロントは予想していたようだ。
それを獲得したのだからホークスOBの森脇監督の判断だろうから、ある意味
ギャンブルのようなもの。
それにしてもプロ野球のマスコミはFAなどで選手がチームを出ると‘○○流出’
というネガティブな表現をするのだが、基本的に選手がトレードなどで放出され
るという事は移籍したチームの方が活躍できると判断したからであって古巣に
残っても本人やチームの両方にも徳にならなければ放出されるのは当たり前。
ホークスでいえば杉内俊哉や和田毅にホールトンが抜けたもののエースに
昇格した摂津正は17勝を挙げて最多勝と沢村賞を獲得したし未完のエースと
いわれた大隣憲司も12勝を挙げて一本立ち、更に高卒ルーキーの武田翔太の
活躍も和田や杉内らが残っていたら ここまでの成長はないだろう。
むしろ優勝を逃したのは投手陣でいえば補強した帆足和幸やブランドン・
ペニーら新戦力の投手の中でピントの1勝のみというのが響いているのでは
ないだろうか。
チームというのは新陳代謝がなければ よどんでしまうので活性化させるために
既存のメンバーが入れ代わるのは必然だし、いい選手ばかり集まっても選手は
試合に出場できなければ腐るわけだから選手を補強した反面チームから放出
される選手が出るというのは当然だ。
主力選手の流出は痛手かもしれないが新たなる戦力が育つチャンスでもある
わけで、そういった面は全く無視してネガティブな報道ばかり垂れ流すというのは
決していいやり方ではないだろう。