【CL】マドリー、ベイルの超絶オーバーヘッド弾で欧州3連覇! リバプールはサラーの負傷退場とGKのミスに泣く
日本時間の今日早朝にウクライナのキエフで行われたヨーロッパ
チャンピオンズリーグ決勝で、スペインのレアル・マドリードがイ
ングランドのリバプールに3-1で勝ち大会3連覇を果たした。
試合は前半は0-0で終わったが後半に入り51分に相手GKの
フィードボールをカリム・ベンゼマが足を伸ばして当ててゴール
させレアルが先制すると、リバプールも55分にサディオ・マネ
のゴールで追い付く。
しかし地力に勝るレアルは61分から途中出場のガレス・ベイル
が64分に左サイドからのクロスボールをオーバーヘッドで叩き込
んで勝ち越すと、更に83分にも強烈なミドルシュートを決め決定
的な3点目を挙げてリバプールを突き放した。
結果的にベイルのスーパーゴールが決着を付けた形になるが試合
の流れをレアルに持って来たのは、GKのフィードボールに足を伸
ばして先制点を挙げたベンゼマのゴールだろう。
この試合はノーゴールだったがクリスティアーノ・ノナウドやベ
イルにベンゼマら多彩な攻撃陣を誇るレアル相手にリバプールが勝
つには点の取り合いよりロースコアの展開に持ち込むのが得策だし、
そのためには先取点を挙げるのはもちろん0-0の時間を少しでも
長く保つ事が重要になる。
そういう意味では前半から攻勢に出てチャンスを作りながら0-0
で終えたのは残念ではあるもののリバプールにとって悪くない展開
だった一方26分にエースFWのモハメド・サラーが、セルヒオ・
ラモスとの接触プレーで肩を痛めて退場したのは不吉な前兆だっ
た。
そして51分に先取点が入るわけだがGKロリス・カリウスの味方
へのフィードボールを狙っていたベイルのファインプレートいう感
じで、ここらあたりがビッグゲームに慣れているレアルとの違いだ
ったのではないか。
この得点で点が入るリズムになったわけで一旦リバプールに追い
付かれたものの残り20分で投入した切り札のベイルが、3分後に
芸術的なオーバーヘッドシュートを決めたのも点が入る流れによる
ものだと思えてしまうので先取点の重みというのを痛感する試合だ
った。
これで監督のジネディーヌ・ジダンは就任以来3度全てヨーロッ
パCL制覇という事になる一方、リーガで優勝したのは16~17シ
ーズンのみと少しばかり極端な成績になっているがビッグゲームで
の勝負強さを改めて示した形だった。