今日はWOWOWでマカロニウエスタン特集としてクリント・イーストウッド主演
の荒野の用心棒がOAされていた。
荒野の用心棒といえば私が中学の頃に日曜洋画劇場で コレとフランコ・ネロ
主演の続・荒野の用心棒が2週連続でOAされたのだが、いきなり主役のジャン
ゴが機関銃を入れた棺桶を引っ張りながら現れたので‘?’だった。
続編ならクリント・イーストウッドが出演しているかキャスティングは違っても
ジョーという名前で登場するべきだろうと思っていたし、むしろ夕陽のガンマンの
方が荒野の用心棒の続編っぽく感じてしまう。
それから暫くして皆殺しのジャンゴを見たのだが棺桶に入っている機関銃で
敵を皆殺しにするなどコチラの方が続・荒野の用心棒のオリジナルっぽかったし、
むしろ続・皆殺しのジャンゴではないかと考えたものの後から聞いたら皆殺しの
ジャンゴの方が公開は後だったのだが・・・・
そういえば同じイタリア映画でサスペリアが月曜ロードショーでOAされた翌週に
サスペリア2がOAされたのだが、解説の荻昌弘が冒頭に‘この作品の本題は
Deep redでして・・・’と説明してくれたので見ていてサスペリアとは全く違うムード
の中でも違和感を感じなかったものの‘何でこんな邦題を付けるのか・・・・’と思った
のだ。
確かに水野晴郎が主張するように風と共に去りぬのような原題よりも格調の高い
邦題もあるのだが、007でも「ロシアより愛を込めて」が「007危機一髪」になって
いるように原題のムードをぶち壊しているようなのがあったのだ。
聞くところによれば「STAR WARS」を当初「惑星大戦争」という邦題を付けようと
してジョージ・ルーカス監督が全世界でタイトルを統一しようとした事で没になった
らしいが、やはり「惑星大戦争」では全くムードが出ず原題のままの上映は正解
だったと思うし洋画のタイトルは原題に近い方がいいと思ってしまうわけだ。