井上尚が初のMVP=ボクシング年間表彰(時事通信) - goo ニュース
今日の新聞にボクシングの今年度の年間表彰選考で12月30日に
オマール・ナルバエスを2RKOで破り8戦目での2階級制覇に成功
した井上尚弥がMVPに選ばれたという記事が載っていた。
井上は昨年4月にアドリアン・エルナンデスに6RTKO勝ちして
Lフライ級タイトルをプロ入り6戦目という最短キャリアで獲得し、
1度の防衛戦を挟んでの2階級制覇で通算27度の防衛を果たして
いるナルバエスをも倒しているのだから凄い。
奪取した相手が共に強い王者で内容的にも圧倒した中でのKO勝ち
だから年間MVP獲得は当然だろう。
ここまで世界王者が増えると世界戦といえどもインパクトのある
相手との試合をこなさなければ一般のファンからは見向きもされな
いし、噛ませ犬のような相手をマスコミを使って誇張しても最終的
には見破られて見放されてしまうとのは某一家が証明している。
またエース格の山中慎介が年2回、内山高志や三浦隆司に至っては
年1回という試合数では井上のインパクトには到底及ばず技能賞や
敢闘賞(三浦は受賞せず)に留まるという残念な結果になってる。
プロは試合をしてナンボだから基本的に年間3試合、少なくとも
2試合は行なわないとファンから忘れ去られてしまう。
また八重樫東が世界戦で2敗したにも拘らず内山と並んで敢闘賞を
獲得しているのを見れば強敵のローマン・ゴンサレスから逃げずに
挑戦を受け、敗れたものの見る者の心を打つ素晴らしい試合をした
のが大きいわけで強い相手を忌避し弱い相手と帳尻合わせのように
戦い続け白星を並べても評価されないという事が証明された今回の
年間表彰だった。