実際にトンネルを掘っての銀行強盗は

銀行金庫狙いトンネル600メートル=360億円危うく―ブラジル

 今日の新聞にブラジル・サンパウロにある銀行の地下金庫から現
金を盗むため、500m先の民家から4ヶ月かけてトンネルを掘って
いたという記事が載っていた。

 トンネルは木材や鉄柱で内部を支え照明まで備え付けるという本
格的な造りになっているだけでなく借りた民家も防音加工していた
との事だが、警察は2ヶ月前から計画を察知してトンネルが銀行に
到達しそうになったタイミングで急襲し逮捕したらしい。

 トンネルを掘って隣の銀行の金庫に忍び込むというのはルパン三
世などではよくあるケースだし、小説ではシャーロック・ホームズ
シリーズの赤髪同盟あたりが代表的だろう。

 以前NHKの銀河テレビ小説ではフランキー堺主演の春の珍客で
バイオリン演奏者に扮したフランキー堺達が、三ツ矢歌子演じる未
亡人の家の離れを借りて穴を掘って銀行の金庫から金を盗もうとす
る内容の話があった。

 つまり物語りの世界では銀行の金庫から金を盗み出すのに近くの
家の地下からトンネルを掘るという内容の話はよく見かけるのだが、
実際にやるとすれば相当な時間と労力に経費もかかるだろう。

 トンネルを掘るといえば現金強奪ではないが映画の大脱走でチャ
ールズ・ブロンソン達が脱走用のトンネルを掘るものの支柱の板が
足りなくなってベッドの羽目板まではがして使ったり、度重なる落
盤に悩まされノイローゼになるというシーンがあったように相当な
困難が予想される。

 実際に今回の事件ではターゲットの床や壁に掘削の影響によって
ヒビが壁や床に入っていたらしく、これでは不振がられて計画も察
知されやすいわけで小説やドラマのようにトンネルを掘っての強奪
というのは難しいという事だろう。

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