必殺の0、1秒はセブン版マイティジャック

 今から50年前の今日OAされたのがウルトラセブン36話・必殺
の0,1秒で、地球防衛軍の人工太陽計画を妨害しようと企むペガ
星人が登場する。

 ペガ星人は太陽系侵略用の基地とするために地球侵略を狙い人工
太陽計画が自分達の宇宙船団の侵入コースと重なるため妨害しよう
と考えるが、星人は地球の気圧に絶える事ができないため人間に特
殊催眠をかけて妨害工作を仕掛ける。

 そしてターゲットに選ばれたのがソガ隊員の同期生で参謀本部の
エリート・ヒロタだった。

 来日する人工太陽計画最高責任者であるリヒター博士を護衛する
ためのメンバーを決める事が後から判明する部隊対抗射撃大会で、
ソガとヒロタが同点決勝となるがソガが撃つ瞬間に足を取られ的を
外した事からヒロタの優勝となる。

 勝ち誇ったヒロタだが、その夜電話で星人から‘優勝するために
は友人を裏切り悪魔と契約しても構わないと考えていたから願いを
適えてやった’と言われ催眠状態に陥り星人から操られる事に。

 ヒロタはソガを星人の高周波で昏倒させ円盤に連行して特殊催眠
をかけてリヒター博士拉致の片棒を担わせるのだが、星人の意向に
反して博士を人質に取り催眠の解けたソガに対して拳銃による決闘
を申し込む。

 止むを得ず決闘に応じたソガは勝ったが自らの手で友人を殺す事
になってしまうのだが、プライドが高いヒロタにしてみると射撃大
会でソガに勝ったのは星人の助けによるものだけでなく星人の企み
に利用された事から友人の手で自らの命を絶つ道を選んだのかもし
れない。

 という事から直後のセブンと星人の戦いはオマケのようなもので
セブンが登場しなくても、例えばホーク1号で撃墜すれば解決する
わけだから当時OAされていたマイティジャック的なEPだったと
思う。

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