ゲンナジー・ゴロフキン、V20成功!

ゴロフキンが20連続防衛 世界ミドル級タイトル戦

 WBA&WBCミドル級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン20度
目の防衛戦が12位のバネス・マーティロスヤン相手にカーソン
のスタブハブセンターで行われ、王者のゴロフキンが2Rに強烈
な5連打を浴びせてダウンを奪いカウントアウトの2RKO勝ちで
バーナード・ホプキンスが持つミドル級防衛記録に並んだ。

 試合は1Rの終盤に挑戦者の右をカウンターでもらったゴロフ
キンだったが、これでスイッチが入ったかのようにプレッシャ
ーを強めて右アッパー&ストレートを次々にヒットし最後はロ
ープに詰めての連打で倒すなど圧勝だった。

 実は試合前のゴロフキンに多少ながら危惧する部分があった。

 今回の試合は昨年8月に分のいい引き分けを演じたサウル・カネ
ロ・アルバレスとの再戦がMGMグランドガーデンで行われる予定
だったが、2月のドーピング検査でカネロが陽性となったため試
合が延期という形になっただけでなく急な変更だったため対戦相手
もなかなか決まらずに‘今回の興業は成立するのか’と危惧まで
されていたのだ。

 とりあえず挑戦者は1階級下のSウエルターでは1位だからスピ
ードを生かしたボクシングをされると意外に手こずる可能性も
あったし、対戦相手が急遽格下げになる場合は緊張感が切れて
しまう可能性もあり思わぬ苦戦も考えられた。

 更に昨年は3月にダニエル・ジェイコブス相手に判定に逃げ込ま
れて連続KO勝ちが止まってしまったし、9月のカネロ戦は倒し切れ
ずに意外な引き分けと2試合ばかりKO勝ちから離れたので年齢的な
衰えも噂されていたから今回のマーティロスヤンもSウエルター上
がりなので‘ひょっとしたら’とか衰えも見られるなどという意
見が出ていた。

 それが1Rこそ様子見のような展開に終始し右のカウンターを受
けたので‘やはり’と思われたが、2Rには地力の差をしっかり見
せて倒しきるのを見ると言うほど衰えてないというのが分かる。

 WBAミドル級の第2王座を持っている村田諒太もゴロフキンとの
対戦を熱望しているが、こうして見ると今の時点では対戦しても
厳しいといえる。

 だからこそ村田にはゴロフキン戦へのモチベーションで勝ち続
けて欲しいし、ボブ・アラムプロモーターが語る村田-ゴロフキ
ン戦を東京ドームで実現してもらいたいと思うのだ。

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