ドン・キホーテ読み聞かせ作戦

 長男が夏休みに読む本としてドン・キホーテを借りてくるように言っていた
ので、終業式の日に借りて来た。 

 いつもなら‘かいけつゾロリ’のようなマンガ付きの本を多く借りるので読書
感想文を書くにはそちらでいいが、そろそろ少しばかり上のカテゴリーの
本にチャレンジさせようと思ったのだ。

 とはいえドン・キホーテがある棚の横にはホラー系の本があって、長男の
同級生の女の子が借りていたので大丈夫だろうと思っていた。

 借りて来た本を見ると多少 分厚いので、確かに2年生には厳しいかな?
と思ったが私自身 好きな物語なのでヒマな時に読み聞かせてやる事にした。

  ただ読んでいると内容的に分からない所があるため、息子達の反応は
今ひとつ。
 そこで27日の月曜日に一計を案じた。
 それはビデオ、ドン・キホーテを題材にしたラ・マンチャの男の映画がWOWOWでOAされた時に収録して保存版にしていたので それを見せた
のだ。

 ‘百聞は一見にしかず’という言葉があるが、まさしくその通り。
 風車に向かって突撃するドン・キホーテや、宿屋を城と言い張るシーン
などを見せていると息子達だけでなく2歳の娘までが大笑い。
 やはり映像を見た後に読んでやると自分なりのイメージが膨らむワケだ。

 私がドン・キホーテを初めて読んだのは小3の時。
‘騎士道物語を読み過ぎて、しまいには頭がおかしくなった’などという記述
で興味を持ち、風車に突撃するシーンなど笑ったものだ。

 考えてみると私が小2の時は小学2年生に掲載されていた‘しあわせの
王子’を母親から読まされの感想文を書かされた。
 基本的にハッピーエンド好きな私は‘しあわせの王子’のような悲惨な結末
の物語は嫌いだから あまり読む気がせず、感想文を書くにも四苦八苦した
のが忘れられない。

  だから息子にとって難しい物語でも楽しい作品の方が とっつき易いだろう
と判断したし、先を読みたくなるものだと思う。
 幸い今は映画化されたビデオなどがあるので、私自身 横溝正史の八つ墓
村や犬神家の一族などは映画で見た後に そのシーンをイメージして原作を
読んだ覚えがある。

 そんなワケで これからも多少難しいカテゴリーの本を読ませる時は
ビデオがある作品からチャレンジさせようと思う。

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