あらゆる要素で面白味のなかった今年の日本シリーズ

 
 10月19日から始まった今年のプロ野球日本シリーズは今日、
東京ドームでG4が行われホークスがジャイアンツに4-3で勝ち
3年連続日本一を決めた。
 
 正直言って今年の日本シリーズは福岡でのG1&G2がラグビー
W杯の準々決勝と被ったし特にG2では日本―南アフリカ戦の裏
番組だった事もあり完全に影が薄くなっていたわけで、ラグビー
の試合がない東京ドーム3連戦になると落ち着いて見る事ができ
ると思いきや2試合とも内容的にはホークスの完勝で終わったし
個人的には‘まさか’の4連勝になった形だ。
 
 何とか言いながらリーグ優勝したジャイアンツは原監督になっ
てからは勝負強さが戻っていたので、個人的に決まるのは福岡で
のG6あたりになると思っていたから‘ここまで差があったのか’
といった感じである。
 
 思えばG1で今シーズン限りの引退を表明している阿部慎之助の
HRで先制したものの、その裏にジュリスベル・グラシアルが逆転
2ランを放つと後はジャイアンツのブルペン陣を打ち込みG1を取
ると流れを最後まで手放さず横綱相撲の4連勝となった。
 
 正直言ってホークスが負けそうな気がしない試合ばかりという
シリーズは初めてだったし、ジャイアンツは結局1度も主導権を握
る事なく敗れたわけだ。
 
 現在の野球は先発投手が立ち上がりから全力で投げないと抑えら
れないので完投というのは考えづらく7回までが限度になっている
ため、中継ぎ&抑えのブルペン陣勝負になるケースが多いのでブル
ペンの質はホークスが断然上だったからホークス有利だとは思った
し実際にジャイアンツのG1&G2で先発した山口とメルセデスはホ
ークスの千賀&高橋礼と遜色ない投球をしていた。
 
 ところが2番手勝負になるとモロに差が出た形でG2など大竹を
登板させた途端に松田から3ランを打たれるなど一気に流れが悪く
なったジャイアンツと、G3で5回から登板し2イニングを0に抑え
た流れを引き戻した石川の好投が印象に残るホークスの差ではな
いだろうか。
 
 福岡では前半互角の流れがブルペン勝負になった途端ホークスが
ペースを握った試合が2試合続き、東京に戻ると中盤までに勝負が
着いたと思われた試合が続いたのだった。
 
 ちなみに昨日まではBS-1でも中継していたのでBSばかりで見
ていたのが、今日と明日は日テレのみだったから仕方なく見たも
のの聞きしに勝る実況の酷さだけでなく勝利監督インタビューも
MVPの発表も映さないまま放送を打ち切るなど日本シリーズを冒
涜しているとも取れるような番組構成だ。
 
 こういった中継をしていれば視聴率が悪いのは当たり前で試合
自体は悪くないものの、野球に全く理解と愛情のない番組構成を
見ると視聴率不振は当然だろう。
 
 
 
 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
「野球の記録で話したい」 (Bill McCreary)
2019-10-23 23:34:55
のコメント欄でも指摘がありましたように、裏がRWCでなくても、視聴率10%に満たなかったようですしね。今日の視聴率も、相当厳しいんじゃないんですか。私も観ていないし(苦笑)。

どっちを応援しているわけでもありませんが、日本野球の最高峰の試合で、一方的に、しかもあっさり勝負がついてしまっては、つまらないにもほどがあるというものです。勝ち負けは仕方ないとして、プロなら「負けたがさすが」と思える試合をしてほしい。
 
 
 
実は (こーじ)
2019-10-24 23:39:48
>Bill McCreary様
 実は私も福岡2連戦はラグビーを見ていたので、まともに見てない感じでしたが そこまでして見るべき試合でもなさそうでしたからね。

 昨日などグラシアルの3ランで‘今日で終わり’感が強くなってましたから、それを打破できる選手はいないのかと忸怩たる感覚で見てましたよ。
 
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