宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「何を求める 風の中ゆく」

2004年11月02日 | Weblog
こうした在外という環境上、海外における日本人が被害者となるケースの事件は
どうしても関心をよせざるを得ないのだが…

日本で自分探しを出来ぬ者がイラクで自己を見出せるか、またイラク入りは
そもそも自殺行為に等しいなど今回のイラク入りして人質となった彼について、
ネット上の掲示板では議論が盛んであった。

わたくし個人としては彼の経歴など気にも留めないし、また自己探求自体は全面的に
賛成なのだが彼があたかも隣町に出かける様な出で立ちであった事と、この「今」の
イラク現地入りはどうしても賛同しかねた。

彼のイラク入りの動機は理解出来ぬ事もないし、生には危険がつきものではあるが、
彼にどれほど多大な危険を侵してまで戦場に、危険区域に、ならず者の徘徊地帯に
身を置く必要があったのか…その代償はあまりに大きなものだった。

彼の探求の旅のこうした形の閉幕を残念に思う気持ちは大きい。ウェブ上にて見た
そのフィルムの「また日本に戻りたいです。」という声は今も耳に残っている。
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