【天皇(てんこう) 宝誥】
「志心帰命礼(ししんきめいらい)
紫微宸極(しびしんきょく)
勾陳天宮(こうちんてんぐう)
九光宝苑之中(きゅうこうほうえんしちゅう)
五気玄都之上 (ごきげんとしじょう)
体元皇而佐司玄化 (たいげんこうじさしげんか)
総両極而共理三才(そうりょうきょくじきょうりさんさい)
主持兵革之権衡(しゅじへいかくしけんしょう)
広推大 (こうすいたいとく)
統御星辰之纏次(とうぎょせいしんしてんじ)
毋失常経(ぶしつじょうきょう)
上象巍峨(じょうしょうぎが)
眞元恢漠 (しんげんかいばく)
大悲大願(だいひだいがん) 大聖大慈(だいせいだいじ)
勾陳上宮(こうちんじょうぐう)
天皇大帝(てんこうたいてい)。」
【結経偈】
道教の各種呪や経文を誦した後に最後に誦する。
「向来誦経功(こうらいじゅきょうくどく)上奉高眞(じょうほうこうしん)
下保平安(かほへいあん) 賜福消災(しふくしょうさい)
同頼善功(どうらいぜんこう) 証無上道(しょうむじょうどう)
一切信礼(いっさいしんらい) 志心称念 (ししんしょうねん)
常清常静天尊(じょうせいじょうせいてんそん)
不可思議功(ふかしぎくどく)。 」
【金光神呪のある種の伝入り】
「金光神呪」は道教の中の最も基本的な呪の一つで
誦経日課や道壇作法や太陽真君の朝拝の修練など、様々な場所で使用されるが、
このある種の伝入りのものを誦する時、
三つの光が映じ、それを凝結させる人がいる。
鬼神を押さえる効能もある。
「天地玄宗(てんちげんしゅう) 万気本根(ばんきほんこん)
広修万劫(こうしゅうばんこう) 証我神通(しょうがじんつう)
三界内外(さんがいないげ) 惟道独尊(いどうどくそん)
体有金光(たいゆうきんこう) 覆映吾身(ふくえいごしん)
視之不見(ししふけん) 聴之不聞(ちょうしふぶん)
包羅天地(ほうらてんち) 養育群生(よういくぐんせい)
誦経万遍(じゅきょうばんへん) 身有光明(しんゆうこうみょう)
三界侍衛(さんがいじえい) 五帝司迎(ごていしげい)
万神朝礼(ばんしんちょうらい) 役使雷霆(やくしらいてい)
鬼妖喪胆(きようそうたん) 精怪忘形(せいかいぼうけい)
内有霹靂(ないゆうへきれき) 雷神隠名(らいじんおんみょう)
洞慧交徹(どうけいこうてつ) 五気騰騰(ごきとうとう)
金光一現(きんこういちげん) 覆護眞人(ふくごしんじん)
金光二現(きんこうにげん) 覆護眞人(ふくごしんじん)
金光三現(きんこうさんげん) 覆護眞人(ふくごしんじん)。
急急如律令(きゅうきゅうにょりつれい)。」
【長眞凝神玄静蘊眞君】
「道本崇眞理(どうほんすうしんり)
玄微至妙仙(げんびしみょうせん)
立在云霄上(りつざいうんしょうじょう)
功成必有名(こうせいひつゆうめい)
大教明清静(たいきょうめいせいせい)
宏演惟良(こうえんとくいりょう)
悟元光体性(ごげんこうたいせい)
一志復円融 (いっしふくえんゆう)
冲寿通旅泰(ちゅうじゅつうりょたい)
了然衍望興(りょうぜんえんぼうきょう)
中和宗正巧(ちゅうわしゅうせいこう)
智慧化全家(ちえかぜんか)
新友聖書詔(しんゆうせいしょしょう)
煉就宝金丹(れんしゅうほうきんたん)
裕謙常礼義(ゆうけんじょうれいぎ)
慈信満乾坤(じしんまんけんこん)
龍虎広修現(りゅうここうしゅうげん)
模照永遐齢(もしょうえいかれい)
山川千古秀(さんせんせんこしゅう)
盛希守忠賢(せいきしゅうちゅうけん)。