グノーシスにおける 聖餐儀式では
ワイン(または葡萄ジュース)とパンを用意して行いますが、
パンは 聖水を使って手作りしたパンを使う人もいるようです。
グノーシス派の教会では 司祭と会衆が揃って行いますが、
各家庭で 個人的に行う事もできます。
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右手指で額に触れて誦す。
★「ノウス。」
右手指で太陽神経叢に触れて誦す。
★「クリストス。」
右手指で左肩に触れて誦す。
★「ピスティス。」
右手指で右肩に触れて誦す。
★「ソフィア。」
右手指で胸の中央に触れて誦す。
★「アメン。」
両手を パンとワインの上にかざして誦す。
★「来たりたまえ いと高き賜物(たまもの)
完全なるあわれみよ 来たりたまえ。
御身は 選ばれしものの神秘を知る者よ 降(くだ)りたまえ。
御身は 一切の高貴なる努力者の闘いを分かち合う者よ
来たりたまえ。
来たりたまえ 静寂よ、
あらゆる大いなるものを明らかにする者よ、
隠されしものを顕(あらわ)し 解き明かしたもう者よ
一切の秘められしものを 露(あら)わになしたもう者よ。
来たりたまえ
聖なる鳩、若き双子の母、
来たりたまえ 隠されし母
行いのみによりて明かさるる者よ。
御身と一体となりし すべての者に
喜びを与えたもう者よ 来たりたまえ
この感謝の聖体において
我(会集がいる場合は我ら)と交わりたまえ。」
***
(会集がいる場合に この部分を誦す):
「我らは このアガペーにおいて
御名(みな)によりてなし
御身に呼ばわるために集いたり。」
***
左手でパンを取り
右手でパンの上から 十字架を切る動作をしてから誦す。
★「今 夕刻になりて
主は 十二人の者と共に座り、
彼らが食事をしていると
イエズスはパンを取り それを祝したまいき。」
ここでもし侍者がいる場合には
パンを半分に裂いて
自分の左の人と右の人に渡す。
★「そして それを裂いて 弟子たちに与えて のたまわく
"これを取って食べよ。
これは わが体なり"。」
ここで杯に ワインを注ぎ入れて誦す。
★「そして主は 杯(さかずき)を取り、
感謝を捧げ、
それを彼らに与えて のたまわく、
"汝らこれを飲め これは新たな契約のために
数多(あまた)の罪の赦(ゆる)しのために流さるる わが血なり"。」
ここで侍者がいる場合には
杯を右の侍者に渡し、
それから侍者の持つパンとワインを受け取って
自己がそれを飲んで食べ、
それから会集に授ける。
終えたら誦す。
★「今 我(または我ら)は聖体の神秘にあずかり、
この世における完全なるものの顕現なる
尽きざる光に感謝せん。
我(または我ら)は御身に感謝せん、
ああ 三位一体にましまして
至聖なるクリストスの顕現を通じて
ソフィアは プレ(Lの発音)ローマの栄光を顕(あらわ)したまいき。
我(または我ら)は この世において
完全なるものが 続いて展開さるる事を祈り、
この不徳の世において
我(または我ら)が受けし
この祝福されし賜物(たまもの)に感謝せん。
プレ(Lの発音)ローマの天上に住まいたもう
知られざる神秘なる者よ、
我(または我ら)は 御身の聖名(みな)を讃(たた)え、
御身のアイオーンが この世の上に広まり、
御身の業(わざ)が プレ(Lの発音)ローマにおいて
成し遂げらるるごとくに この世において成し遂げられんことを。
我(または我ら)が要する滋養を与え、
我(または我ら)を赦したまえ。
我(または我ら)に害をなさんとする者を赦すごとく、
我(または我ら)の不徳を 赦したまえ。
我(または我ら)が 光のグノーシスを達成するを助け、
アルコーンの魔手(ましゅ)より
我(または我ら)を安全に保ちたまえ。
今もいつも 世々に至るまで。」
右手指で額に触れて誦す。
★「ノウス。」
右手指で太陽神経叢に触れて誦す。
★「クリストス。」
右手指で左肩に触れて誦す。
★「ピスティス。」
右手指で右肩に触れて誦す。
★「ソフィア。」
右手指で胸の中央に触れて誦す。
★「アメン。」