チベット仏教のニンマ派の中には
関聖帝君に祈祷する場合もあります。
正式な修法では 三つの乳品(酪や乳、酥油など)と 三つの甘物(蜂蜜など)を
献じてから行われますが
可能な範囲で準備した方がよろしそうです。
もしこれらのような供食をした場合、
供食した物を口にしてはならず
踏まれたりしないような清浄な場所に流します。
「ウン・シャ
万物情器執実倶(ばんぶつじょうきしつじつぐ)
空性慧火焚毀浄(くうしょうけいかふんきじょう)
自顕無滞供雲相(じけんむたいくうんそう)
願望豊盛至究竟(がんもうほうじょうしくきょう)。」
「オン・アー・ウン。」(3遍誦す)
「昔仏大能仁尊駕(しゃくぶつたいのうじんそんが)
第四導師釈氏子(だいしどうししゃくしし)
倶集発願護法身(ぐしゅうほつがんごほうしん)
名称聖王関公尊(めいしょうせいおうかんこうそん)
紅色形体如珊瑚(こうしきけいたいにょさんご)
一面二臂右持刀(いちめんにひうじとう)
二執迷乱尽法界(にしつめいらんじほうがい)
左持胡須長髯厳 (さじこすちょうぜんごん)
身着王装宝鎧甲(しんちゃくおうそうほうかいこう)
騎乗紫黒駿馬上(きじょうしこくしゅんまじょう)
周匝各自羯磨集(しゅうそうかくじかつましゅう)
諸位慧目請記憶(しょいけいもくせいきおく)
瑜珈欲想満願故(ゆがほつそうまんがんこ)
此処降臨献神飲(ししょこうりんけんしんいん)
守持仏法教善士(しゅじぶっぽうきょうぜんし)
発心誓願作事業(ほっしんせいがんさくじごう)
守護諸持仏教者(しゅごしょじぶっきょうしゃ)
内外魔障災禍等(ないがいましょうさいかとう)
威猛快速則滅尽(いもうかいそくそくめつじん)
信持世間法男女(じしせけんほうなんにょ)
願此成就障碍魔(がんしじょうじゅようげま)
微熱心血一飲奉(びねつしんけついちいんほう)
心識解脱法性界(しんしきげだつほうしょうがい)
現時解救病魔難(げんじかいほうきゅうびょうまなん)
究竟疾行勝道界(くきょうしつぎょうしょうどうかい)
似彼祷祀事業威(じひきとうしじごうい)
至宝三根本発心(しほうさんこんほつほんしん)
祈願三宝諸信衆(きがんさんぽうしょしんしゅう)
快速成就諸願望(かいそくじょうじゅしょがんもう)。」
(回向)
「諸凡如許作意願(しょぼんにょきょさくいがん)
賜予所欲得成就 (しよしょほつとくじょうじゅ)
諸護法神如意宝 (しょごほうしんにょいほう)
吾之諸願速成就 (ごししょがんそくじょうじゅ)。」
「大白傘蓋仏母」
大白傘蓋仏母は
祈ったり 供養する事で
魔や災害 悪縁や病 災難や悪しき兆しなどを断つ功徳を与えられるとされます。
「世尊白傘蓋仏母(せそんびゃくさんかいぶつも)
威力広大無能碍(いりきこうだいむのうげ)
我今励力憫発願(がこんれいしきびんほつがん)
如是請白以祈祷(にょぜせいはくじきとう)
宏揚広大仏陀教(こうようこうだいぶっだきょう)
願諸有情獲安楽(がんしょうじょうかくあんらく)
我与檀越諸眷属(がよだんえつしょけんぞく)
請遣大禍諸危害(せいけんたいかしょきがい)
遣回不祥悪夢兆(けんかいふしょうあくむちょう)
遣回凶象及悪縁(けんかいきょうしょうきゅうあくえん)
遣回敵魔毒悪計(けんかいてきまどくあくけい)
遣回八十四変怪(けんかいはちじゅうしへんかい)
遣回三百六災横(けんかいさんびゃくろくさいおう)
遣回四百零四病(けんかいしひゃくれいしびょう)
遣回千八十種災(けんかいせんはちじゅうしゅさい)
遣回八種非時死(けんかいはっしゅひじし)
遣回三十六大難(けんかいさんじゅうろくたいなん)
遣回十五害童崇(けんかいじゅうごがいどうすう)
遣回上世邪魔毒(けんかいじょうせいじゃまどく)
遣回下世諸鬼魅(けんかいかせいしょきみ)
遣回行刑えん摩差(けんかいぎょうけんえんまさ)
遣回祖墓吮血鬼(けんかいそぼじゅんけつき)
遣回縦病害人使(けんかいじゅうびょうがいじんし)
遣回畜瘟諸破敗(けんかいちくうんしょははい)
遣回自空飛来災(けんかいじくうひらいさい)
遣回地下諸毒箭(けんかいちかしょどくせん)
遣回宮卦諸悪術(けんかいきゅうけしょあくじゅつ)
遣回悪星諸破耗(けんかいあくせいしょはもう)。」