|・) 九州の玄学界のアレクサンドリア木星王、どうもありがとうばい。
|・)ノ
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比呂伎謹て考ふるにそも我神典に。
ククモりて含芽とおほとかに説たるやふにあれど。
さすがは神業神傳にして不洩そいと蘊奥なれ。其天地未開前には。
太陽も恒星も五星海王天王地球も。一塊渾體たるを。
ククモリの四音一辭に説き明されたる傳へにして。
彼の天蓋地平須彌四洲六日萬象を造り終たる等の作説にあらす。
百世實理を俟ちて初めて顯る。
いともいとも高尚なる底深き神理なれ。
さるを中昔儒佛にとりことせられ。
近時又もや耶蘇説にあざむかれむとせし折にしも。
天然と顯れ來ぬる皇典の神理は。理學輸入し來るに伴れて。
彌々す光輝を發揮するこそ豈に人事にはあらざるものなれ。
さて諸星地球の太陽より一たひ分離しては。
其星質地質によりて遠近距離の位置ある解釋につき、近來小地質冊子に曰く。
我太陽系を見るに。太陽は中心にありて爛々たる光を放ち。金星火星地球水星等。其周圍に廻轉す。
之等の諸遊星を見るに。皆同一平面中にありて。同一方向の廻轉を有し。又皆惰圓體をなし。
恰も柔き土塊を取り。之に軸を貫きて絶へす回轉して得たるが如き形體を有す。
今尚我地球を見るに。火山温泉等の如き。地下には大熱を有するの兆候を示す者あり。
陸地山嶽等の如く岩石熔塊の冷却して、凝結したるの状を示す者あり。
之等の諸現象は。霞雲説を創意するの最大根據を與へたる者なり。
該説に曰く。我太陽系は其初め一の氣體塊にして。絶えす廻轉し冷却するに從ひ流體となり、
又半固學となり。其際一部分裂して天王星となり。又海王星となり。順次諸遊星を放出し。
遂に今日八遊星を生し。之等は其小なるがために放冷すること早く。
又殆と光を放たす。獨り太陽は其大なるがために放冷すること遅く、今日尚ほ光輝を有せり。
斯く地球は其初め氣體にして。漸次冷却し遂に今日の有様に至りしを知る可し。之を霞雲星説の概要とす。
此説元と天文學に屬し其理論深奥且廣衍にして。初學は俄かに之を信じ難し、然れとも。
カント氏等の創意己來。諸學者尚深く之を研究し。
愈々此説をして確實ならしめたりと論したるも、比呂伎考ふるに。
此説は皇典と大同小異にして。寔は我神典の正明なるを証明するにぞあなる。
如何となれば。神典に明(スミアキラ)かなるはタナヒキて天となりと有る。
棚ひくとなひくの字義は聊か意義を異にせり。
ダは多き象。ナは虚體空明物に付添象。ヒは廣大無數なる星象。
キは牙音にして其義を慥むるに添たる活詞なり。