(1)金剛合掌をして 3遍誦す。
「我昔所造罪悪業(がしゃくしょぞうざいあくごう)
皆由無始貪嗔痴(かいゆうむしどんしんち)
従身語意之所生(じゅうしんごいししょしょう)
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいざんげ)。」
(2)手印を結んで 21遍誦す。
「オン・アナレイ・ビシャダ・ビラ・バジラダリ
バンダ・バンダニ・バジラバニ
ハン・フーン・トルーン・ハン・スワハー。」
(回向)
「祝福虚空法界一切衆生(しゅくふくこくうほうがいいっさいしゅじょう)
早日離苦得楽(そうじつりくとくらく)
脱離三界六道輪回之苦(だつりさんがいろくどうりんねしく)
破迷開悟(はめいかいご)
功円満(くどくえんまん)
同登彼岸(どうとうひがん)
所作一切功(しょさくいっさいくどく)
回向虚空法界一切衆生(えこうこくうほうがいいっさいしゅじょう)
和世代冤親債主(わせだいえんしんさいしゅ)
使他們早日成就(したもんそうじつじょうじゅ)
利益安楽一切衆生(りやくあんらくいっさいしゅじょう)。」
「純陽の煉養をする」
( `m´) 「…さて 仙道の目的とは
"一" なる自己の元神を長大ならしめ
肉体の死を迎える前に
結成した聖胎の中に入れて
肉体を離れて 神仙界に昇るための法であります。」
( `m´) 「…ですので 仙界の存在を信じなければ
そもそも 仙道を行う意味が無くなってしまいます。
また日本では 周天法にあらざれば仙道にあらずという方が
見受けられますが、
仙道の目的は あくまで昇仙であり
周天法に限らず 昇仙を目指すものは
仙道の一種なのであります。」
( `m´) 「…そして 日本で仙道という分類で販売されている本は
手段を問わず 気を集めて周天させるという本が多いのですが、
純陽に煉養するプロセスが 殆どありませんために、
本のみの手順では
陽神の段階に至るのは 限りなく不可能ではないかと…」
( `m´) 「…そして 純陽の段階に至るまでに
宗教を排除しようとする事は 無理なのであります。
そもそも 神仏事を避け続けながら
仙界に入ろうとする事自体が矛盾している訳でありますから。」
( `m´) 「…さて 仏教において
不浄を焼き尽くす強力な明王である
烏枢沙摩明王がおられます。
この明王の加持を受持する事によって
穢気を焚焼し 火光における純陽の煉養が得られます。
この点でも 仏教が仙道であると言えます訳です。」
( `m´) 「…まず 座して 手印を結び、
大金剛輪ダラニを21遍誦します。」
「のうまく しっちりやじびぎゃなん
たたぎゃなん あんびらじびじまかしゃきゃら
ばじり さたさた さらていさらてい たらいたらい
びだまに さんばんじゃに たらまち
しったぎりやたらん そわか。」
( `m´) 「…そして
烏枢沙摩明王の手印を結び」
( `m´) 「…ウン字を観想します。」
( `m´) 「…そして 呪を21遍か108遍誦しましょう。」
「オン・ビハウ・グル・マハバラ・フンナフ
ブチブ・ヒマニ・ビキビ・マナセ
オン・ジャティラ・ウッチュスマ・グル
フン・フン・フン
パット・パット・パット・パット・パット
スバーハー。」
(回向)
「願以此功(がんじしくどく)
荘厳仏浄土(そうごんぶつじょうど)
報四重恩(ほうしじゅうおん)
下済三塗苦(かさいさんずく)
若有見聞者(じゃくゆうけんもんしゃ)
悉発菩提心(しつほつぼだいしん)
尽此一報身(じんしいっぽうしん)
同生極楽国(どうしょうごくらくこく)。」