|・) 九州の玄学界のアレクサンドリア木星王、どうもありがとうばい。
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皇道は天象のまにまに則りとるを釋す(二)
抑皇國を除くの外。萬國は一に天帝をのみ大主宰と仰くを。
皇國は皇大御神を無二の至奠宇宙の大主宰と仰く。
其神理の存在するところ實に此にあるなり。
されば一大問題として須らく公平の眼を以て論定すべきなり。
かくて今日の吾國民たる者は。疾く此問題の理由を辨知せざるべからず。
紫髯眼兒の常に睨視しするより、他日或は本末の抗論に及ふ事あらむに。
正確なる神理を審明せすして曖昧に歸したらむには。
彼の外教者の説に追い立てられて後悔ゆとも及ばざる處あらむ。
苟くも我大日本の神皇威を宇内に發揚せむと欲する烈士は。
豫め彼説の似て非なる理由を會得しをき。
この岩垣を堅固に突立て。神律の澄繩を擴張せすんばあるべからず。
予茲に聊か蕪言を吐露する者は。其所感に於いて止事を得さればなり。
然れど若し又予が説の正當ならざる所あらば。
聊かも假借せず直に其欠を補ひ。以て皇國の爲に裨益あらむ事。
素より比呂伎が希望する處にして喜敷ものにこそ。
偖 皇大御神の天地の大主宰に坐す眞理を説くに先立ちて。其食知す處の位地より云はざるを得ず。
古史に所謂高天原とあるを。先哲の太陽なりといはれしは其の當を得たり。太陽薫陶の大なる事は。
荒木田末壽大人は此の御光あるによりて。春は霞とのほり秋は霧とふりて。
山常しへに川淀まずと称へつるもげに然る事にて。
誰も見放け奉るが如く六合を照徹して。
水火風雨燥濕悉く御に化成する光温良能の指揮を仰かざるは無く。
又其照育を蒙らざる者無きを知らば。
化工の元も太陽より承くるの恩原因を推知すべくなむ。
故に宇宙に具備する所の物力は。光と熱との二者の囊鑰に掛りて生活せざるはなし。
然して其の氣噴(イフキ)出現する事今に一轍なるは。實に靈妙と云ふべきものなり。
光は無機物を變して有機物分子を生成せしめ。
之を以て人畜保生の大本たる草木を養生し。
熱は専ら無機物を化成し。穢れを拂ひてに皈する奇功を醸成す。
また氣候を變生し水氣を蒸騰し大氣流動し雲を起し雨を降らすも。
素は炎熱の然らしむるものにして。皆太陽の左右する處ならざるは無し。
光と熱とは共に其源を太陽より發す。而して太陽は古今多少の増減ある事なし。
若し天に太陽なかりせば、乾坤夫れ止むに至らむか。日大御神の太陽中に高御位知食し。
宇宙の生活を主宰し給ふ事なかりせば。萬の事物皆滅亡すべき歟。
視よ日の中天に位して其處を移さず。
月星地球等羅列して、天津日を御柱となしつゝ順環運行を爲すものなるを。斯くて宇宙の間に。