木曜日更新を目安にして金曜日になることが多いのだけど、今週は前倒しで水曜日に。
3月25日は「矢野顕子の歌とピアノで宇宙へ行こう。『君に会いたいんだ、とても』」(コンサート@大手町三井ホール)をストリーミングで視聴した。
(3月31日まで視聴可能)
すばらしい宇宙の映像など視覚効果と一体となって、音だけで聴くのとはまた違った感動が。野口聡一さんの朗読が入る構成で、その良さを味わいつつ、矢野さんが歌にすることの意義もあらためて感じた。
これは現場で直接体験したかったなー…
同時に、もっと良い音響設備があれば...とも思った。今まであまりそういうことは思ったことがなかったのだが。音が立体的に聞こえてほしかったということかな?…と後付け。
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音響設備で思い出すのが、amazon で注文してこの週に読んだ『私はカレン、日本に恋したフランス人』『モンプチ 嫁はフランス人』(じゃんぽ~る西 祥伝社)のカレンさん。
彼女は元テレビ局の技術部長で音響マニア。成田空港内のアナウンスの音がリアルに日本好きになるきっかけだったらしい。
家のオーディオシステムは自分で組んでいて、いろんなスピーカーやヘッドフォンを持っている。
そして、著者である夫・西さんが仕事中パソコンで音楽を再生していることが耐え難い。(ひどい音質で音楽を聴くことをやめてほしい)
カレンさんの音へのこだわりについての西さんの考察が、私にもつきささった。
仕事も家事もテキパキこなすカレンさんに対して、ダラダラする時間が長くやり始めても集中できないという西さん。
「良い音響で聴くことはとても重要でストレス解消になります」と言うカレンさんの、音へのこだわりこそが彼女の集中力の源になっているのではないか、とのこと。
そう言われてみると、音質が気になることとテキパキ度は連動しているような気がする。(音楽家でダラダラしているイメージの人はいない、ような。また自分の中で、昔よりも音を注意深く聴くようになって、相対的にではあるが、テキパキ動けていると感じているので。あくまで相対的だが…)
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さて、じゃんぽ~る西さんの一連の著作がおもしろかったので(『おとうさん、一緒に遊ぼ』も育児エッセイというよりも、実態を観察しての絵本についての考察が興味深かった)初期の『パリ愛してるぜ~』シリーズも読みたくなった。
しかし、この調子でまた本が増えていくのも抵抗が…
電子書籍なら場所を取らないし、価格も安くなっているし…と、ふと Kindle 端末の購入をまじめに考える。
前週、紙の本の「形」に感動したばかりなのに矛盾しているが。
検索すると、専用端末は「目にも優しい」というのを見てぐっと気持ちが傾いている。目への影響は超重要。
全部また 巨大企業 amazon の利益になると思うと、若干抵抗があったりするけど…