未解決ファイル・１－８餌魂寄が身体に触れるまで後、３０センチ
２０センチ
１０センチ
「ズボッ
」餌魂寄「ギャッ
」透明の右腕が餌魂寄に突き刺さっている
透明「自分から来るとは、手間が省けたよ
」餌魂寄「ぎゃ
は、離せ」透明「う～ん
・・・無理
オン・◯◯◯◯・ドバン
」左手で印を組み、餌魂寄の核を掴んだ右手に法力を込める
「ブシュ～～～～～ッ
」思念体である餌魂寄は、霊魂とは違うため、
思念を霧散させることは許されている・・・。
透明「やれやれ・・・
普通は最後まで逃げ回るけど、
まさか襲ってくるとは・・・
」一体、何が起きたのか
簡単に言うと昔、円が廃病院で使った、霊を触れる術式を
右手に込めて核を捕まえただけなのだが
なんか円の二番煎じみたいでちょっと嫌だ
透明「さてと
・・・もう大丈夫
自分の本体にお帰り
」餌魂寄に引き寄せられていた魂の欠片は
各々の本体へ帰って行く・・・。
透明「あっ
忘れてた
」私は急いで浴田さんを呼び、事の顛末を説明する
浴田「これで、大丈夫なのでしょうか
」透明「うん
ここから少し、様子をみてください多分、もう声は聞こえないと思うから
」浴田「先生
ありがとうございました」この後、数日が過ぎても浴田さんに問いかける言葉は
聞こえなくなったそうだ・・・。
しかし・・・。
透明「浴田さん・・・たぶん勘違いしてるよなぁ～
」浴田さんは、餌魂寄にミカちゃんの魂が
囚われていたと思っているようだけど、
あの場にミカちゃんの魂も欠片もいなかった。
それどころか、後で調べてわかったけど、
ミカちゃんはちゃんと成仏していたんだもんなぁ～
それじゃぁ、一体・・・あの時の声は・・・
・・・・・・誰の声
完
考察情報あの時の声は、ミカちゃんではなかったことは確認済み
守護霊様や神仏も関わりはない何故、異能の無い浴田さんだけにしか聞こえなかったのか
餌魂寄に捕まっていた霊は欠片である以上助けを求めることはできない・・・
透明「是非、皆さんの意見も聞かせてください
」昴と透明先生のお店 Guardian Jewelry Access 
是非ごらんください 
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