

透明「みさきちゃん

どっちに行ったか


ミサキ「


透明「(あっちって


おいおい、本気で置いていったんじゃ
無いだろうなぁ~

一抹の不安を抱えながら私はミサキちゃんの手を引き
お母さんが向かった方向へ歩きだす

その間、ミサキちゃんが不安にならないように
色々な話をしながら歩いてゆく・・・。
透明「へぇ~っ

みさきちゃんはプリ◯◯◯になるんだ

ミサキ「うん

透明「それじゃぁ~

ちこちゃんがきっと魔法のステッキを
くれる時が来るね

ミサキ「うん

少し飛び跳ねながら、可愛い姿を見せてくれるミサキちゃん

しかし・・・母親は一体どこにいるのだろう

周りを見渡しているが、それらしき人物は見当たらない

それどころか徐々に公園の顔が変わってくる

ここ新宿公園では当時、身寄りのない人や
家の無い人がコミュニティを作って生活をしていた。
そのため、昼と夜では全く別の顔に変貌する

透明「(さすがに、これ以上ここにいるのは
少し危ないかもしれない・・・)
みさきちゃん

回ってみようか

ミサキ「うん

ここは一旦退避

気配を探りながら公園内を探していたが、
どちらにせよ公園にはそれらしき気配は
感じなかった

そうなると、本当にミサキちゃんの母親は
ミサキちゃんを置き去りにして行った
ということなのかもしれない

透明「(う~ん

連れ回すのも、どうなんだろう

最悪、私も誘拐と間違われるかもしれんなぁ

まあそんなことよりも、もう少し探して
駄目だったら、警察に保護してもらわないと
いけないのかもしれない・・・。
でもなぁ~

まだ小さいこの子の心に傷を残したくない

そんな一心で、みさきちゃんの母親を必死で探す

続く・・・。







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