じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

月刊ミュージカル&演劇ぶっく

2008-03-10 23:52:02 | 内野聖陽さん
週明け雨 の月曜日……それでなくとも会社に行きたくないのが益々… でも、10時くらいから一変晴れちゃった~~ おかげで昼休みに傘なしで本屋に行けました 無事に月ミュ&演ぶをゲット 月ミュ、午前中に(いちおう仕事中です……)調べてみたら職場近くの本屋にあることが判明 いつも行ってるのに気づかなかった~~ま、今更ながら思うに、ヅカ関係の本がなぜか???充実してたからそういう関係もあるのかも

月ミュは冒頭4ページに内野さん&ジョン氏のインタあり と、その前に、、、この記事の掲載情報、流、思いっきり落してるじゃん 内容的には他インタと変わらない…っていうか、一本芯の通ったお仕事をされる方々だからそうなんですけど、やっぱり行間に溢れるものや感じ取るものは違いますから 気をつけてくれないと~~~

ま、前置き?苦言?は置いといて……最初はベガーズという作品についての話。他のインタでもありましたけど、ジョン氏曰く「ジョン・ゲイは、男と女の関係がどんなに複雑なものであるかを非常に深く分析することのできる素晴しい才能を持っていた作家です。登場人物はお互いを許し合うことはできないかもしれないけれど、ジョン・ゲイは、いろんな欠点を持った人間を描いて、それを全部許しています。これが私達の『ベガーズ・オペラ』です」「テーマはやっぱり普遍的……結婚につきまとう偽善や社会の不正、政治の腐敗、こういうものは日本の観客も観ていれば、すぐ、アレだな…と分かる」そうなんですよね~~ 登場人物のセリフ一つ一つに真実がこめられているから心に響く 思わず笑っちゃうような言葉にしても、笑いながらもフッと冷静になって「なるほどね~~」と感心させられるものがあって……更に、再演ではベガーな側面が益々ズド~~ンと伝わってくるようになったから、観る方は充実してるんだけど大変になりましたわ 舞台進行の「しかけ」「流れ」が見えてくるから、そこに込められたモノをちゃんと受け止めないといけないし、そういうものが舞台の中央だけじゃなくてあらゆる場所で展開されてるから忙しいの何のって 更に 今更ながらですけど、役者さんたちのレポート&その参考文献をもっともっと真剣に読みたくなってしまいましたわ って、、、こんな“予習的”なこと、公演期間中に~~しかも、あと3週間しかないのに~~得た知識をかみ砕いてから観劇 なんてしてたら終わっちゃうのに~~う~~ん、悩むところだわ

内野さんは、「すごくハードな芝居でしたが、とても評判が良く、すごく元気をもらったというお客様が多くて、良かった……日本でも(イギリスと)全く同じように皆の心に届いたんだと思ったら嬉しくてね」「一人一人を主役に据えて、死んでいる人間が舞台上に一人もいない状態。演劇の楽しさがいっぱい詰まっている」はい、、、じいの心にもしっかり届きました 本当に本当に熱くて、生命力に溢れていて、キラキラ、じゃないな~~ギラギラしたエネルギーいっぱいの素晴しい作品なんですよね~~じい的事情で特別な意味を持つ作品でもあるんですけど、劇場に呼び込んでくれた?陥れてくれた?(笑)内野さんには感謝したいですね~~

更に、(ベガーズが)ミュージカルを超えるお芝居、演劇の豊かさを感じる点についてのお話。内野さんは「綺麗になる前の荒削りの、すごく手触りのごつごつざらざらしたような、そういう感覚のあるお芝居……「生の人間って面白いんだぜ」っていう……」そうなのよね~~変な喩えですけど、煮物で良く味をしみこませようと思ったらわざと不揃いに汚く 切ることがあるんですけど、そんな感じなのかな~~綺麗すぎたら見えない、思わず受け止めるのを拒否っちゃうことがあると思うし。。。

ジョン氏は「欠点だらけの人たちだけど、自分と似てるな、と思える人……つまり、演じている人と観客である自分たちに切れ目がないんだなと感じてもらえるように演出することが大切……客席の女性はマクヒースのような恋人がほしいと思い、男性は自分がマクヒースになりたいと思うかも。まあ、実際にそうなってみたらイヤだとは思いますけど」もうぅぅ~~ 思いっきりジョン氏の思惑にひっかかってますよ じい、ベースはルーシーだけど大人になりきれないから言動はポリー どっちにしろ引っかかってはいけない奴に思いっきり嵌っちゃったって感じなんですけどね。。。でも、レミゼでも思いますけど、舞台のどこかに「等身大の私」がいるから作品の世界に入り込みやすいんだと思います。

最後の方で大河出演の経験&久々の舞台でどうか~~って話で、これぞ内野さん って言葉がいっぱい「去年1年間で、様々なジャンルの人たちとたくさん出会って、それによって自分の中にたくさんの刺激が埋め込まれた。それによってどこがどう変わったというのは、行動して、生きていく中で発見していくことなので、実はまだあまりよくわからない。どんな芽が出るか自分でも期待しています」「僕自身の心の奥からあふれ出て来るものを全部使って、それを感じ取って頂けるのは劇場なので、この舞台では、僕本来のパワーを存分に使って暴れたい」こういう言葉を聞くのが、じいにとって一番の元気の素 そして、内野さんの「パワー」をしっかり受け止められるモノを蓄えたいな~(頭も心も身体も………懐も)って。。。ますます暴走するぞ、内野愛で

演ぶの方は内野さんが表紙 さすがに慣れた……って、コレ、贅沢なことですよね~~いや 何度見ても素敵だわ でもね~~今回は思わずツッコミ 葉っぱの影から顔を覗かせる内野さん……思わず風林火山49回、おふくの家から空模様を見つめる勘助サマだわ と思ったのはじいだけ でもでも~~中の写真は春らしい穏やかな笑顔。こんな目で見つめられたら……瞬殺だわ でも、じい的にはアクチュールみたいな萌えツボ直撃、空けた瞬間に死亡宣告 ってのがやっぱり好みかなぁ~

内容的には月ミュやシアガ等々と被る感じかな でも、演劇について活き活きと語る内野さん、ますます惚れちゃうんですよね~~ 「演劇のライブ感というのは、つねに観客が目の前に何百人から何千人いることで、その人たちから生の“気”が生まれ、劇場一杯に満たされる」「想像を超えたところで観客と楽しめる。劇場というのは特別な磁場が働くところだし、そこで自分たちの想像を超える表現ができたときなんか、本当にすごい充実感がありますね」ホント、そうだと思います。舞台は生物、一期一会が盛りだくさんな空間だと思うんですよね。演じ手、観客の心模様で幾様にも変化するし、思いがけないモノが生まれたりして……ベガーズはまさにそれが存分に発揮できるというか、舞台の面白さや凄さをめいいっぱい味わえる作品だと思いますね~~

で、そのベガーズについて「マクヒースは、絵空事に近いしファンタジックな存在かな。むしろベガーたちにリアリティがあります。どうしいようもない運命を生きているものたちが、憧れの人間を演じる、その落差が面白いと思うので」マクヒースの中の人=マッコリは反対に小心者でオドオドしているような気の小さい男。でも1人のベガーとして内面には憤り、諦め、やるせないさ、悔しさ、恋心、生きる力……そういう熱いものを秘めている。それをマクヒースを演じることで表現できてるんだと思うんですよね~~そういう変身願望…とはちょいと違うけど、素の自分ではなかなかできないことを演じることによって実現しちゃうところが共感できるし、面白いし、説得力もあるんじゃないかな~~って そうそう、1つだけ??なこと マクヒースの歌について甘い旋律や貴族的な匂いのするのがあるってのは分かったんですけど、ロック調のってありましたっけ???

それにしても、、、随所で語られるジョン氏の魅力 上司にしたいナンバーワンだわ 「特殊な人間はいない。舞台の上に“生きている人間”がいることが重要」って……それに、稽古場で、どこか消化しきれていないというのを感じ取ると、敏感に察知して対応してくれる。。。マジシャンみたいだわ

さ~~~て、明日の夜はマクヒース これからクローゼット内の洋服 とにらめっこ。何着ていこう~~~~
コメント (2)
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