2日連続のベガーズ

今日はソワレのみ1公演だったので、ベガーズ一座の皆様も元気いっぱい~~

勢いがあって素晴らしい舞台だったと思います。
今日はSS席だったんですけど……いきなり働かされてしまいました

何をしたかは……内緒

後ろの席だったから油断してたのに。。。ま、役者さんが立つ同じ板の上に立てたからいいや

最後のダンスでお誘いを受けない限りは踏み入れてはいけない場ですから。。。
で、SS席の醍醐味~~ベガーさんとしての会話やセリフがあちこちで聞こえるところなんですけど、冒頭のマッコリ君の刀との格闘

お客さんにケースを持たせて引っ張るところで、ずっと「抜けない抜けない」って言ってました

あと、ベン・パッチ登場。目隠しして杖をついて来るんですけど、手を出しながら「お金ちょうだい、お金ちょうだい」って……あと、第2幕でポリーとルーシーの喧嘩が始まったところで、「今から喧嘩が始まるよ」って指を唇に当ててシー

みたいな感じで説明

してくれたんですけど……冷静に喋ってる場合じゃないじゃん、お前が何とかしろ~~

って思っちゃいました
あと、、、某ベガーズさんに貢ぎ物。実は無意識に姿を追ってしまうことがあって……あ、浮気じゃないですよ

でも、実は初演以来気になってる人で別の舞台でも実は気にしてたんですけど……応援していきたい役者さんが増えました。その方とベガーとしてお喋りして楽しかった~~
第1幕、愛しの君の登場

まではピーチャムをパパラッチするのが最近の日課になってます。今日は木製の洋服かけ

に掛けてた黒いコートが途中でバッサリ落ちてました。ピーチャム夫人のセリフの間に頃合を見計らってさとしさんが掛け直してて……服を引っ掛ける部分をさすってしっかりと固定?してたような

で、今更ながら気づいたんですけど、そういえばさとしピーチャムは大きな宝石のついた


いかにもいかがわしそうな指輪


は付けてないんですね~~頭をかきむしる動作の時にふと思いました

歌は今日は絶好調

「弁護士の歌」の出だしも上手く音と合ってたし、言葉に込められた意味もちゃんと伝わってきたし……喋りっぷりは観る毎にますます自然に

その雰囲気がモリクミさんや玲奈ちゃんにも伝播して、それぞれのやり取りが前以上にスムーズになってる気がするんですよね~~大仰な喋り方やセリフ⇔音楽の境目がなくなってきて……音楽劇らしさがよぉ~~く出ててじい的には大満足

そうそう、何げにツボ?見どころな「女房は悪魔並みの扱い」の時のキツネの手

ボックス席のジェニーとピーチャムが身振り手振りでツッコミ&ボケな会話をやってるように見えたんですけど???拘りすぎです、、、手に
そして、愛しの君の登場……と、その前に

ピーチャムをパパラッチしているとはいえ、やっぱり内野レーダーは常に働いてたりして

ストリングスな音楽が始まるとマクヒースがポリーの部屋に登場

なんですけど、カツンカツンって足音が聞こえたんですよ。ウフフ~~



もちろん注目はポリーの部屋

マクヒースが階段を降りてきて……その音に気づいただけで嬉しくなっちゃうおバカ


で、待ちに待ったマクヒースの登場。今日はすっごく勢いが良くて音楽より微妙に早かった感じ

でも、ちゃんと長椅子越えもできたし、至近距離で赤いコートとサーベルがドサッ

それだけでドキドキしちゃいますわ。歌の出だしはちょいと低めかな~~と思ったんですけど、安定してて良かったと思います

舞台中央に出ちゃうと背中しかみえないんですけど、いや~~あの大きな背中を見てるだけで



しちゃうんですよね~~



余裕たっぷりにセクシーすぎるほどの色気ムンムンだったんですけど、、、見ちゃった

気のせい

赤いコートを羽織る時に袖が裏返ってて上手く腕を通せない感じでいつもよりもたついてたような気がするんですよね~~なので、ポリーに渡す指輪

を出すタイミングがちょいと遅くなって、速度up

で指輪を出してスリスリ磨いてポリーの肩をトントン。顔が必死だったのがちょいと笑えた……か
第2幕、スミマセン

いきなりですけど例のセクシー場面

今日のお席からはジェニーの上半身とマクヒースの後ろ姿が見えてたんですけど、何げに全部見える位置から見るよりもエロいです

チラリズムとでもいうのか……色っぽい表情だけはバッチリ見えるから想像力が



しちゃうんですよね~~何げにがん見

でも、その時にミセス・コークサーがいろいろとちょっかいを出してきて見えなくなっちゃって……でも、近くにいた男性がオスの興味全開

「張りの良い胸」をツンツンしようとして「何してんのよ(パシッ

)」って叱られてました(笑)
でもでも~~第2幕はマクヒースの目にやられました。ま、内野さんの

目力

伝わってくる思いに気づいちゃうと一発で捕獲

大変なことになってしまう

んですけど、今日はズッド~~ンと印象に残る視線がいっぱいでした。ピーチャムに逮捕されるところで「これでいいのか、ジェニー」って叫んだ時の目

鋭くて切なくて寂しそうで憎らしそうで……ジェニーに思いの丈を目でぶつけてたような感じでしたね~~ポリーが「アンボラの歌」を歌いながらピーチャムに連れて行かれるところでは、最初は露骨に迷惑そうな顔をして無視してるんですけど、途中から雰囲気がみるみるうちに変わって……自分は悪いことをしたんじゃないかって後悔する気持ちが醸し出されてて……でもね~~そこはマクヒース

やっぱり脱獄のためにルーシーを必死に口説いて、そして上手く逃がしてもらうようにもっていくんですけど……そこで名セリフ

その時に「はぁ?」って表情になって、すぐに何かを言おうとするんですけど、その時の顔、特に口元の表情

が凄くて……言い出せない言葉が見えてくる気がするんですわ。「違うんだよ」「本当に愛してるから」などなど、偽りの気持ちではなくって、でも本当の気持ちでもなくって……そういうマクヒース自体まで表しているような顔に釘付けになってしまいました
で、同じくらい心が揺さぶられたのがこの時のルーシー。「あんたは私を愛してないけど、感謝はして」って言う時に、明らかに自分と愛する男の間に壁を築いてように感じたんですよ。だから、マクヒースは何も言えずに一歩も前に踏み出せなかった……その時にふと頭に浮かんだんですよ。逆の言葉が……「私はあんたを愛しているから、感謝はしないで」これはじいの勝手な思いですけど、マクヒースが脱獄する時にルーシーにキスをしようとして拒まれ、手を握って深々と感謝の意を表して去っていく。ルーシーにしてみれば本当は愛されたい、こうやって感謝されたいわけじゃないし、かんしゃされるようなことができるから口説かれもするんだってことに気づいてると思うんですよ。だから本音は“逆セリフ”に隠されてるんじゃないかな~~って
そんなことを思ってたら切なくなっちゃって



しかも、アンボラの歌&女狐の願いの合唱でルーシーのソロが始まる時にフッとマクヒースが置いていった手錠に目をやるんですよ。その表情がまた……泣けました
第3幕の牢獄シーンで最近思うこと

公演ごとに受ける印象が違うんですよね~~さすが一夜限りの公演

なんちゃって

今日のタイトル

は「不器用な男の優しさとワガママさ」ってところか

面会に来たルーシーとポリーにわざとダメダメな姿を見せてるような感じがしたんですよ

これで愛想をつかしてくれたらいい……そんな不器用な優しさみたいなのを感じました。でもね~~そこはダメ男

やっぱり死を前にして1人になりたくない気持ちもチラチラみえて同情を引くように「聞こえるか死刑を告げる鐘の音~

」って……でも、そうはいっても支えてくれる女性たちに「愛の証」をどうやって示していいか分からないし。。。でも、そういうところが魅力的だし、ある意味身近に現実感を持って捉えることができるのかもしれないな~~で、やっぱりダメね~

最後に連れて行かれる時に「大丈夫だ」ってのが聞こえてしまうと胸がキュイ~~~ンって辛くなってしまいました。
今夜もカテコは1回。「乞食のワンダーランドにようこそ」なんてまたまた意味不明のうっちー言葉

が出てましたけど、満面の笑みの内野さんを見ると嬉しくてたまらなくなります



じいの至福の時なのでございますぅ~~~
明日は観劇はお休み←じいは

28日からは千秋楽までベガーズ三昧。ラストスパート

ぶっ飛ばしてまいりまっす

