10年の間というより40年近くは置き去りにされていた納屋がようやく人の住める空間に変わろうとしています。
大地に基礎もないまま河原の石を拾ってきて積み上げていったのでしょう80センチくらいまでは石で築かれその上はこの辺りではいくらでも採れる粘土を陽干しにしたブリックスが積み重なっています。
この石が積まれた頃は今から200年以上は前だと隣の住人が言っていました、その頃は電気はもちろん水道もなく夜は星と月明かり
が唯一の明かりの中で新しい家が出来上がっていくのを家族や友人達と見守っていったのでしょう。
南北に長いこの納屋の北半分は薪や他の燃料などをおく物置きとして南半分は隣がキッチンということもありキッチンに通じるドアを作りダイニングルームとなります。
そして二階部分はほとんどの空間を寝室に使いそれにつながるバスルームとヲーキングクロゼットが出来上がる予定です。
さらに北側の屋根が傾斜した空間に僕のアトリエとして使える場所を確保しました、冬は極寒の隅っこですが夏は避暑としての小部屋となるでしょう。