a hat

インドからやって来るはずの生地が待てど暮らせど届かない。
いらいらしても仕方がないので帽子を作ることにした。
街で売っている帽子はサイズが合わなかったり極端に高価だったりなかなか気に入った物がみつからない。
去年の今ごろはハンティング帽を幾つか作っていたのだが今回は少しエレガントなソフトフェルトでカウボーイハットスタイルの帽子だ。

すでにスティームで型が出来上がっているのでブリムを好きな幅にカットし中に芯をはって端を始末するだけのこと。
あとは飾りのブレイドだけだがマッチする生地を探し出すことがこれまた難しい。
プレゼントには最適なアイテム二なるだろう。

街はクリスマス色だが

年内はもうチュチュを作ることはないだろうと思っていたが緊急のシュガープラムフェアリーが三つも舞い込んできた。
やってできないことはないので承諾する、三日ほどかけて早々に納めてしまう。

発注してから一ヶ月以上経っているオデットの飾りの生地はどうやらインドからやってくるらしい。
フランス行きの一週間前に届かなければクリスマス期間中に働くことになるだろう。

クリスマスシーズンを前にいつも利用していたスピードフェリーが破産したそうだ、
来年いっぱい乗り放題チケットを買ってあるというのに、
今の世界経済事情では何事もおこりかねないだろう、
心配していたsfバレエの経済事情は今のところ安泰のようだし最終の支払いまでは持ち越してもらいたいものだ。

Black Swan

オデットのデコレイションを作り終り
スワンの最終チェックも残りわずか、あとはオディールの飾り付けだけとなる。
生地が手に入らないことにはどうしようもないそんな空き時間に恒例のクリスマスケイキを焼いてみる。

少し早すぎるかとは思ったが四週間の間毎日ウイスキーを注ぎ続けていたらさぞかしシットリしてくるというものだ。
1.5キロほどのナッツとドライドフルーツの入った生地、
できあがった重さは6キロ近くになっていた。