うさぎ料理と今朝の空

2011-09-23 | Weblog





ヨーロッパの家庭ではかなりポピュラーなウサギ料理。
イギリスでもフランスでもスーパーマーケットではぶつ切りや丸ごとのうさぎ肉は見られるし知人たちも小さな頃から食べていたそうだ。
日本の家庭でウサギ料理を作る人はもちろんスーパーで売っているなどという話しは聞いたことは無いがこちらではチキンより少し安い位だろうか。
僕もフランスに来るまで食べたことはなかった、数年前はじめてレストランで食べた時はクリームソースがかかったチキンのような白身の肉で美味しかったという記憶がある。
その後家でレシピ本を開いて作ってみたところその時の味とはまったく違った食感で好きにはなれなかった。
それ以来レストランでも家でもうさぎ料理にはお目にかかっていない。
そんな先週知人のお勧めでもあるレシピ赤ワインとブーケガルニで8時間程煮込んだウサギ料理を作り久しぶりに食した。
やっぱり好きにはなれなかった、何が好きではないかというと肉の繊維が綿のように縦横に張りめぐらされ噛みごこちが悪い。
匂いはワインとハーブで和らげられているにもかかわらずどこか何か匂いが感じられる。
そしてうさぎ肉はほとんどが骨付きのためその背骨がまるで人間の脊柱のようにバラバラになり胸の部分は針のように細い骨でなんとも気味の悪さだ。
チキンや魚の骨などは何の不気味さもないがうさぎだけは何かが違う、しばらくの間うさぎ肉は食卓にはあがらないだろう。
なるほど頭からシッポまで丸ごとの魚の焼き物や煮付けが食べられない人の気持ちがわかったというものです。
















ミントやコック

2011-09-22 | Weblog





ロンドンのフラワーショーで買ったミントの小さな苗が夏の間りっぱに成長し花を咲かせました。
以前から生えていたミントは花は咲かない種類なのかテリトリーだけは広がっていきます。
あまり生えすぎると有り難みはうすれ料理にも使わくなり乾燥させたところで棚の奥で眠ることになるのはあきらかです。
せいぜい香りを楽しむくらいそして来年の春また芽をだしてくれることに楽しみをみつけるくらいです。
以前固くて消化に悪そうな固い煮豆(カネリニ)を花壇の隅にすてたことがあります、
そこから育った豆の木もなぜか立派に成長しました、さらにそこから少しながら豆が取れたのです、茹でて食べてみると新鮮な柔らかいマメでした。
10年近く前隣との境にジグソーカットし立て掛けたフランスのシンボル、ニワトリは今だ健在です、そして最近手に入れたブリキのニワトリ。
































ポリエステルの秀作

2011-09-21 | Weblog





この先一週間の天気予報はおおむね晴れ最高気温が27度から28度とでている。
いったん長袖長ズボンをはきだすといくら暑い午後になっても半そで半ズボンにはき替えたいという心がはずむような気持ちにはならずこのまま秋から冬支度になって行くのが常だ。
朝はびっしり露が降り花に水をあげることもなく種の取り入れをするだけとなってきた。

相棒が30年以上前にどこかの美術館で買ったというピカソの絵がデザインされたスカーフがよみがえった。
木のフレイムに貼付け固定させただけでスカーフとは思えない効果になる、願わくば額縁も欲しいところだがその高価さにはいつも驚く。
色があせないポリエステルの鮮やかなブルーとイエロー、夏の一日を思いださせる労作だ。






















夕べの栗かぼちゃ と 今朝の空

2011-09-20 | Weblog





フランスでヴェジタリアンとして生活するには自分で野菜を作っていかないと難しいかもしれません。
そのつもりもないけれど一週間に二日くらいは肉類を食べない日というのを心がけています。
肉類が食卓にのらないと何かごちそうがないような感じがするのとおなかがいっぱいにならないように感じるのでちょっとした工夫が必要でしょう。
今日は朝から頭を巡っていた物はエビの殻でとってあったスープでリゾットを作ることでした。
夕方も近くになってくるとはたしてリゾットのメインディッシュで満足するだろうかと心もとなくなってくるものです。
そこで目についた物は先週から鎮座していたこのカボチャ。
これを薄切りにしてカラッと揚げてリゾットの上にのせる、ベイコンの代わりのようなものです。
だいたいこのカボチャは水っぽいのかクリクリしているのか味はまったくわかりません、
ひだがいっぱい入っているカボチャは食した経験からしてクリクリ、ホクホクしているはずです。









エビのダシの塩味とカボチャの甘さが相成って美味しかったです、ところがこんなに固い皮のカボチャははじめてでした。
包丁の歯が折れるか指が切り落とされるか真剣勝負です。
ディープフライはまずうちではしません、フライパンで焼くと薄切りのカボチャは丸のままとはがらりと変わってすぐに柔らかくなる物です。
残りのカボチャは翌日のスープです。
食べ物の写真は難しいですね。





















wild flower meadow

2011-09-19 | Weblog





マリーゴールドが花の役目を終って何千もの種に育ってきた。
R. シニアが春に種を蒔いて育ててくれた苗はか細くひ弱そうだったがこの夏の間みごとなオレンジ色の花を咲かせ楽しませてくれた。
チトニアはいまだに開花状態で種取りはまだ先になりそうだ。 
時々見かけるワイルドフラワー畑を作りたくガーデンセンターで見つけた種を買ってみた、15種類の違った花の種で40平米をカヴァーできるそうだ。
この辺りの道路沿いにも無秩序とも思えるがいろいろな種類の花が一面に咲いているところがたくさんある。
日本でも昔休耕田にコスモスが一面に咲いているのを見たことがある。
雑草との戦いはいったいどうなるのだろう、草を刈ってしまったら一緒に花の茎も刈ってしまうのではないだろうかと今から心配は色々ある。
来年の春にまくと秋の終わりまで咲いてくれるそうだ。

午後まで降っていた雨がやみ青空が現れはじめた。