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ガラスの明り

2011-09-18 | Weblog





週末から少しずつ雲が広がりとうとう日曜日の朝は雨になってしまった。
夏の終わり頃から大幅にくずれることもなく暖かい天気を保ってきたことだけでも感謝です。
家の中ではいまだに半そで半ズボン、あと一週間はだいじょうぶでしょう。

ここのところ近くに二軒ものデポ兼ブロカントがオープンした、どちらも新しめのがらくたから年代物のアンティークがならんでいる。
だいたいは見るだけという気持ちをつらぬいて入っていくが時々魅力的な物に負けてしまうこともあるのです。
ガラスの受け皿がかけていたけれど誰一人と気がつかないからよいとしましょう。











ハチとの競争

2011-09-17 | Weblog





八月の初旬にはよく熟したイチジクが食べられたものだがどうしたことか今年は一ヶ月以上も遅れてようやく熟れたイチジクが食べられるようになりました。
木の横を通る度に強いイチジクの臭いが漂いハチがブンブン飛び交い蜜を吸っています、
嫌いな人には強烈すぎるくらいの香りです。
九月も半ば頃になるとさすがに陽も和らぎ葉っぱの陰になった物はこのまま熟れずに枯れていきそうです。
ハチに盗られず熟したぶんだけジャムジャー三つ分のジャムができました。
そして今日また三つ分程のジャムを作ります。




















イチジクは甘いからか砂糖は2割あれば十分でした。





Alexandra Wood による Nicolo Gagliano(1767) のヴァイオリンの音色

2011-09-13 | Weblog





ミルポアあたりに住むイギリス人が集まるコミュニティーの一つに小さな音楽会や小説家の朗読会がある。
去年ラグラッスで開かれたバレエ公演で知り合った人達に誘われて二回目のイヴェントに参加してきた。
一回目は主催者の家での朗読会だったが今回は小さな村の教会を借りてヴァイオリン演奏だった。
参加費用は一人10ユーロと食べ物、ワイン持参ということで気軽に参加しやすいが今回も30人弱くらいが集まっただけでおそらくいつもこのくらいの人数なのだろう。
その村は前調べで人口80人とこの辺りではあたりまえの過疎化した村であった、歩いて15分もあれば村の端から端まで往復できる程の小さな村である。
村の農夫がワインを手に集まりはじめイギリス人と地元の人達の親睦にも一端をになっているようだ。
村はある家はリノヴェイションが始まっているところもあり村の行く末に明りが見えていそうだがその隣は屋根が落ち込みはじめていたり暗雲もかくせないありさまだ。
しょせんこんな小さな村で開かれるヴァイオリン演奏は単なるヴァイオリンを習ったことがあるという程度のものかと思い何ら期待はしていなかった。
バッハのソナタ イン Gメイジャーから始まりいろいろなタイプの小さな作品をはさんで最後はプロコフィエフのソナタ イン Dと思いがけなく素晴らしい演奏を聞くことができた。
どうやら彼女は主催者の一人の従姉妹らしくこんな演奏会が開かれたようだ。
それにしても教会の固い木の長椅子は小一時間とはいえ背骨に響く物だ。



研ぎ師

2011-09-12 | Weblog
             





10年前このマーケットに来はじめた頃からこの男は朝からビールを片手にこうして刃物を研いでいました。
一番始めは使わなくなっていたサバティエの出刃包丁のように大きなナイフを砥いでもらったのです。
切れなくなったナイフもいい研ぎ師にかかれば良く切れるようになるものです。
それからしばらくは家にあるすべての刃物はよく切れ此の男は無用でした。
日本鋏は以前合鍵を作るところで研いでもらって失敗したことがありました。
電動のグラインダーで研いだらしく殺人ナイフのような鋭い先端になりつかの間の切れでした。
そんなことがあって研ぐのをためらっていた二ちょうのハサミの一ちょうを試しに頼んでみるとあまり研いだふうに見えないのに切れ味は良いのです。
そしてあきらめていた二ちょうめも今日帰ってきてまた元の切れ味に戻ってきたのです。
そんなマーケットは夏のヴァカンスも終わりのシーズンになり出歩いている人達の年齢層は極端に高くなってきました。