長い人生で本気で取り組んだのは、ダンス、ヨーガ、心理学で、それに
より私の人生は大きく変わった。それぞれが大好きだったが、私は何故か
10代の頃からそうだったが、一所懸命に勉強しながらも、時おり「これで
良いのだろうか?」と醒めている部分があり、絶えず心の中で自問自答
していた。他人からは「ひたすら邁進」「無我夢中」と、見えたと思うが
私は何もかも忘れそれらにのめりこんだことは、実はたったの一度も
なかった。
先日突然ハッと気づいたのは、「自分が見苦しくなく齢を重ねないこと」で
には、何の迷いもなく、全く醒めてもいないで、ひたすら長年邁進して
いることだった。ベッドツーベッド、それは一日も休むことなく、長年
毎日続いている。それらは健康、見た目、美容、心の持ち方など、多岐
に及ぶが、何か思いついてすぐに実行すると、その成果はほとんどが
顕著に表れる。そのため、これほど楽しくやりがいのあるものはかって
なかったし、何しろ自分が実験台だから、誰にも迷惑をかけない。
「ビビッドエイジング研究家」は年齢的にきつくなり、インテリの友人
に相談して、もっとソフトな感じの「エイジポジティブ研究家」に変え
てから、多分2年間は過ぎたと思う。もしも100歳まで生かされても
私は自分の足で歩きたいし、他人に依存することなく、最後まで自立
して生きたい。と言っても決して長生きはしたい訳ではない。
もう一つ私には、認知症10年目の夫を「幸せな状態で介護する」大目標
もあり、そんな夫を「男性の平均寿命81.5歳より10年間は長生きさせたい」
と思っている。たとえ他人に無謀と思われても、私はやり遂げたいと努力
している。