ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

老化と真摯に向き合う充実感 (6)

2020-07-19 10:49:49 | エッセー

 ☆顔について その2

顔は頭を含めた一つの球体だが、その時代は知らない人が多く、顔の老化は

表面の皮膚だけだと認識する人が多かった。私はそれらについてはかなり

詳しく知識があったので、、表情筋だけでは老化を抑えるのは、生理的

にも無理だと感じた。そのため、60歳になってからその方向性を変えた。

 顔の老化を防ぐためには、頭、骨格、感覚器(耳、目、鼻、口)口腔内、

鎖骨、デコルテライン、(首からバストの上あたり)など、すべての対応

が必要だ。また、顔の血液、リンパ線などの流れを良くすることも

欠かせない。

※ 表情筋、ツボ、骨格など

 

 思えば随分長い期間、絶えずアンテナを張り、美容に関する情報を

インプットし、それらのすべてを実践していた結果が現在の私で、人工的

な事は一切していないし、若さの元はすべてテクニックを伴う努力で

しかない。思い出せば40歳代の初めに「目じりのシワ」でショックを

受け、それから顔の老化について勉強し、「表情筋トレーナー」になった。

 また75歳の時に行ったある方法で、目じりのシワがほとんどなくなり

大変嬉しかったが。そのため、高齢でも努力すればまだ若さは保てると

実感したことで、それらが、現在の探求心の大きな原動力となった。

 第一印象は顔だと思うが、たとえお顔の肌がきれいでも、シワやタルミ

がなくても、若々しさは相対的なものだと思う。

 声がしわがれていたり、歯が黒かったり、姿勢が良くなかったり

歩き方がとぼとぼしていたりすると、印象が年寄りくさくなる。

 たとえあなたが若くても、長生きする人生を快適に生きるためには

遅くても40歳代後半から50歳位までに、早めの手当てが必要だと

思うのは、私の実体験からだ。

次回からは高齢の私が、実際に日常行っている、さまざまな方法について、ご参考に

なればと、そのアウトラインをご紹介するつもりだ。

 

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心の中を宝石を磨いて

2020-07-19 06:15:55 | エッセー

☆マチュピチュの思い出

 私の宝物は世界中で買った小さなお土産ですが、それはガラスのケースに

収められ、カウンセリングルームに飾ってあります。時々それらを取り

出してその楽しかった思い出に浸るのも、私のストレス発散法の1つです。

 今日はマチュピツで探し求めて、ようやく買えたマチュピツの景色全体

の小さな額皿を取り出し、その時を懐かしく思い出しました。

 それには2010年8月と書いてあり、10年前に行ったことが分かり

ました。海外の思い出の小さなお土産は35か国全部あり、それらは

カウンセリングルームに飾ってあります。

 

 幼い頃絵本で見て憧れていたマチュピツはあまりにも遠いので、友人達は

誰も付き合ってくれず、でもいつかは行きたいとずっと思っていました。

 ある朝新聞一面の広告「マチュピツとナスカの地上絵」が、私の目に飛び

込んできました。超臆病で淋しがり、方向オンチ、まして35時間もかか

るし、と思いながら旅行社に問い合わせました。すると「マチュピツの登山

はそれほどきつくなく、ふつうに歩ければ大丈夫、一人参加の人も5名いる

し」という返答でした。私はその時すでに74歳、行くなら今しかないと

感じ、夫に相談して一人で参加することにしたのです。

当日はドキドキしながら、成田空港の待ち合わせ場所へ行きましたが

ツアーの参加者は20人。途中の乗り替えのコロンビアでは、散々待た

された挙句飛行機が飛ばず、現地で一泊することになりました。

 その宿泊地へ向かうバスは、本当に淋しい索漠とした道をかなり走り、

「これからどんなところへ連れて行かれるのだろう?」と、不安感で一杯

でした。ところが着いたのは5つ星の立派なホテルで、全員歓声を上げ

ました。ロビーに飾られたバラは大量で美しく豪華で、私はすっかり

嬉しくなり(この旅はきっと楽しいはず)と予感しました。

 すると、一人参加の女性と仲良しになり、何時も行動は一緒で、とても

楽しく、まったく淋しい思いはしませんでした。

 色々見学し最後のマチュピチュに着いたときは大雨、想像したより

ずっと都会的でビックリ!人がとても多く、階段の途中で登りの人と

下りの人が交代でしたので、登りは大変楽でした。

 この山で最高だと言う見晴らし台は、雨は止みましたが、霧が立ち込め

全く何も見えずガッカリ。ところが説明が終わる頃に霧が晴れて、マチュ

ピチュ全体が見えたときは、体が震えるほど大感動しました。

 今これを書いているときも、それを思い出して、頭がチリチリしびれ

ています。思い出でまた感動する、これは大脳には最もプラスのインパクト

です。不安感で一杯だった旅でしたが、楽しい思い出が沢山でき、今でも

これ程感動できるなんて・・・やはり勇気を出して行って良かったと

忘れられない本当に素敵な旅でした。

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