朝刊で精神科医で「痴呆症」を「認知症」と言う言葉に変える努力なさった
長谷川一夫先生が92歳で老衰でお亡くなりになったことを知り、心からご冥福
をお祈りした。私も長谷川先生のご功績は、自分なりに理解していたが、本当に
真心のある立派な先生だと、ご尊敬申し上げていた。
現在は男性の平均寿命は81・6歳なので、それより10年長生きなさったので
生物的な観点から見ても、自然死をなさったのだと思った。
また、最近こそ「腸脳相関」と言われているが、30年前はそんな概念はなかった。
その頃私は天性の腸の弱さに、さまざまな手段を講じていたが、効き目はなかった。
でも、「お腹から齢をとる」こともハッキリ認識していた。
読売新聞の記事で「カプセルに包まれそのまま腸まで届くヴィフィズス菌が出た」と
読んで、早速取り寄せた。夫は消化器は丈夫だったが、私は「これは夫にも必ず効果が
あるはず」と直感し、それ以来ほぼ30年間一日も欠か二人で飲んでいた。
随分前だがある大学の講座で「近い未来には腸から精神的治療もできるかも知れない」
と学習し、「その頃すでに認知症だった夫にも、絶対に良い効果があるはずだ」と確信
できた。さまざまな余病を持つ夫を、「どうしても平均壽命より10年長生きさせる」
と目標を持ったのは、長年のそんな根拠や、歴史があるからだ。
1991年2月「私は自分をこう変えたい」(同文館出版発行)の中の1章は
「大脳の不思議な世界をのぞく」で、当時「右脳革命」で有名な日本医科大学教授
「品川嘉也先生」との対談だった。その頃は「大脳生理学」と言われていたが
専門的ではなく雑学的だが、大脳についてはそれなりの知識があったからこそ、先生
との対談が実現できたのだ。今夫は89歳だが、長谷川和一夫先生と同じ年齢までどう
しても生きていて欲しい。私にはヒーラーとしての特技もあるし、さらにひと月前から
また新しい方法をとり入れた。「またがんばろう!」と、心燃やした今朝だった。