ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

11月22日「いい夫婦の日」に思う

2021-11-23 07:42:35 | エッセー

 最近の30代は4人に一人が独身だそうだが、時代の変化とともに、一人でも全く

不自由のない現代では、そんな価値観になるのかも知れない。

私の世代は結婚が至極当然だったが、親友は独身だったし、仲が良かった友人達

はみんな独身だった。私は「23歳で結婚、その相手は憧れの00大学卒業のジャー

ナリスト」と決めていたが、それが私の思春期の願望だった。

そしてインテリでなく、私の想定外の夫と結婚して数十年、「凄いな」と我ながら

思う。夫と知り合ったのは19歳、結婚相手がほぼ決まっていたのに、会う度にだん

だん好きになっていく彼に私は悩んだ。でも、私は夫を選んで本当に良かったと思う。

価値観や感性はとても良く似ている私達、大家族の長男だったため、色々な葛藤は

あった。でも、波長が合い趣味も同じだったためか、争ったことがほとんどない。

高齢になっても、認知症になっても、二人で仲良く暮らせる幸せ、私はそのため夫

に一日でも長生きして欲しい。

 私達が知り合ったのは、もしかして運命的だったのかも知れない。

昨夜も「もうお腹いっぱい、ゴメンネ」と言ってベッドに入った夫、本当に食べる量

が減ったが、それが自然なのかも知れない。ちょっとオシャレな料理だったのに

でもビールはしっかり飲んだ。少しずつ目減りしていく二人の時間、色々あったが

私は妻として、母としての幸せを十分堪能できた。

私の年齢ではひとりが多い。二人でより添える今を大切にしたいと思っている。

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