ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

呪縛よさらば

2023-03-19 09:40:26 | エッセー

呪縛よさらば

 高齢になると、達観と言うか、諦観と言うか分からないが「世の中こんなものさ」

とか「今さら何をやっても」と言う気分が多い人が増えてくる。

 どうしても私はそんな気持ちになれず、自分でもそのギャップに困ることが多いが

友人達とは話を合わせて付き合っている。年齢相応の考え方や、価値観に

なればどんなにか楽なのにと、もう長年もがきつつ生きていた。

まだ私は健康でどこも痛くはないし、人混みでもその流れに乗れるし、今でも

梅が丘から新宿まで15分間掴まらずバ、バランスを取りながら立っていられる。

とは言っても、年月の流れは残酷で老化はジリジリ加速するのは、絶対に避けることは

できない。でも、今青春を謳歌している若者達も、いずれ歳をとるのは同じで、私だけが

年取る訳ではないのだ。自分でやりたいことはほぼ実現できたし、仕事がらみも含めて

行きたい国はすべて行った。

また、プライベートでも「認知症歴満11年、救急搬送13回の夫を認知症優等生

として介護している」が、家庭での介護ではレアケースで、私の誇りでもある。

私を鼓舞しているのは、もしかしたら、私の守護霊様は「18歳結核で死亡、声が

低く頭の良い男性」(霊能詩人として有名だった竹内てるよ先生が観て下さった。信

じるかどうかは別だが)また、大昔台湾へ行き、「占い横丁」で有名な占い師に言われた

言葉。「あなたは心も体も毎日よく鍛えているね。このまま続けでいたら、将来

スゴイことになるよ」と・・・

 

それらが今でも潜在意識にインプットされて「私はこのままでは終わらない」と

絶えずインナーヴォイスが囁き続けているのかも知れない。でも、電光石火タイプの

私だけれど、はやる気持ちを抑えながら、3日間考え抜いた結果、優先順位は決まった。

すると、呪縛?から解放されたようで、心がすっかり軽くなった。

これからは残された人生を夫と共に、ゆったりと楽しく過ごしたいと思っている。

 

 

コメント
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