ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

都立松沢病院へ長年通って

2023-03-29 06:25:17 | エッセー

 月曜日は1年ぶりに認知症満11年目の夫の診察に、八幡山にある松沢病院

へ行った。1年前の夫は車椅子で往復タクシー利用の診察だったので

こんなに元気になった夫を、長年お世話になっているN先生に見て頂き

たいためもあった。予約時間は11時、京王線沿いの広大な敷地にある

病院は、院内が広くとても明るくきれいだ。また樹木や植物も大変多く

入り口にはきれいなお花がたくさん咲いていた。

 空が大好きなのでとても広いのがうれしくて、あたりをゆっくり

見ながら歩くのも気分転換になるので、松沢病院がとても大好きだ。

 診察時の先生はいつもやさしく夫に話しかけて下さるが、私も先生と

お話できるのがメンタリティーに役立つのか、帰りはいつも気持ちが

安定しているのを感じる。何年か前にベンチの後ろに1本だけ満開の桜

があり、そこで夫の写真を撮ったが、その日とまるで同じ満開の桜が

美しかった。帰りに同じベンチで写真を撮りながら、思わず心の中で

(あなたいつまで長生きしてね)とつぶやいた。

 帰りは「経堂コルティ」で食事し二人で生ビールを飲んだが、それは長年

通院した帰りの習慣になっている。ほとんど外食をしないが、松沢病院の

帰りは食事のため新宿へ行ったり、経堂だったりするが、必ずお昼に

ビールを飲んだ。それは満11年目になり、70歳から救急車13回もお世話

になり、いろいろな病気を併せもち、二度ほど命が危ぶまれたほど

なのに、今現在はすっかり元気なので驚かれる。

高齢になると太れないそうだが、夫も私もややデブだが、その方が

良いらしい。いつまで一緒に暮らせるか分からない「できるだけ楽しく

過ごそうね」と、時々二人で話している。その日もお天気も良く

ほろ酔い気分で帰った楽しい日だった。

 

 

 

 

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