もともと睡眠の質が悪いので、私は睡眠時間を長くとるようにしている。
夫が介護ベッドを寝室から、リビングルームへ移したが、狭い家なので戸を
開けてあれば夫がみえるので、しばらく別の部屋に寝ていた。
でも、夫は昨年4月に緊急入院し「このままの状態でいれば、多分余命2週間」
と主治医に言われたが、無事に退院してから私のベッドも夫の枕元に移した。
そのため、夫の寝息まで聞こえるが、南側に面した全面ガラス戸なので、日当たり
がとても良く、寝ていても空が見える。
昨夜もしばらくしてから、夫の寝言で目覚めた。昨日は東日本大震災の12年目の日
のため、そんな状況の映像があまりにリアルだった。それにしても、震災に合われた
大勢の方々がどんなにか恐ろしく、また辛い経験をしたのだろう。
12年過ぎても、未だそのご苦労は続いているのだと色々考えてしまった。
それに比べて、高齢者の私達夫婦は元気で平和に暮らしているのは、何と有り難い事
だろうと思った。厚いカーテンを開けたら、空にきれいな月が光っていた。