朝大きなお花が届いたが、私が淋しいため「娘もどき」になってくれた元スタッフ
からも思いがけなく届いた。いつも名前入りの息子夫婦から届く花がないので、最近
家に寄り付かない娘からだと思っていた。すると後からカーネーションの鉢に、ワインが
付いた娘からのお花が届いた。それにはこんなメッセージがついていた。
「ママへ 生んでくれてありがとう」と。
その言葉は私にとっては二度目の言葉だった。それはおよそ40年位前のことだが
娘の誕生日に、同じ言葉を添えて大きなバラの花束が届いた。
とても暑い日だったが、そのとき私はまるで「ピンク色の霧に包まれたよう
な幸せな気持ち」になり、その日のことは決して忘れない。
母としては愛をかけて、かなり裕福に幸せに育てたつもりだが・・・
時は流れて・・・今の娘の気持ちは全く理解できない。
でも少し弱ってきたけれど、大きな胡蝶蘭とお花三つのカウンセリグルームは
華やかになり、とても嬉しかった。