★ 効果的な「イメージ・トレーニング」
私達は気づかずに自己暗示と、イメージで生きています。それらは学校のイメージ
会社のイメージ、他人のイメージなどいろいろとあります。イメージとは、「心の中の
キャンバスに、姿や形としてありありと思い描く」ことです。
実は潜在意識は(無意識)は、イメージ体験も本当に体験したことも、あまり区別が
つきません。そのため、良いイメージを描き続けているのと、悲観的なイメージを描い
ている結果は大きく、まさしく「天と地との差」となるのです。
そのため、ポジティブでプラス方向のイメージを、毎日思い描きましょう。
目標を実現させるためには、「そうなったら良いな」ではなく、出来るだけ具体的に
「すでにそうなった自分自身の姿」をまざまざと、ありありとイメージすることが大変
効果的です。また実際にイメージには、嗅覚、聴覚、触覚なども存在します。
これはエキセントリックなものではなく、感受性の強いタイプにはあり得る
事実です。私の経験ですが40年以上前に、インドの聖地リシケシで、感動的な
瞑想状態を体験しました。そのときにメディテーションホール聞いた、対岸の
ヒンズー教寺院の幻想的なコーランや、荘厳でピーンと張り詰めているけれど
その中にもなぜか癒されるような雰囲気や匂いなど、今でもありありとまざまざと
肌で感じられるのです。
また、ガン治療のため入院していたクライアントから、「ガンが消えた」と嬉しい
報告を受けた時、全身にしびれるような感動とともに、昔の病院の匂いだった
クレゾールが私の鼻に、強烈に感じられたこともありました。
かなり感覚的な人に限られる現象かも知れませんが、現実にあることは確かです。
★成功体験や幸せ体験があったら
その達成感、幸福感、感動などは無論ですが、雰囲気、匂い、聞こえていた音楽
肌で感じた暖かさ、涼しさなども、しっかり潜在意識にインプットしましょう。
するとそれらはいつでも思い出すことができて、あなたの心に明々と灯っている
未来への希望のシンボルとなり、次へのステップアップにつながるはず。
私は心理カウンセラーとして、大勢の夢や願望を達成するために、そのノウハウを
アドバイスし、「それらの方々の夢や願望が実現できた」ことを経験したからです。
また、私自身も高齢になりましたが、過去の目標はほとんど達成できました。
現在は認知症歴満11年、さまざまな病気を併せ持つ90歳の夫を、「信じられない
ほど元気な状態」と他人に驚かれるほど、明るく元気で穏やかな「認知症優等生」
として長年介護しています。夫は今でも「ときどきああ幸せ」と、言ってくれ
ますが、私の近未来の目標はきっと実現できると、イメージを描きつつ毎日介護して
います。大切なことはできないと諦めずに「理想、願望、目標、のための、プラス
イメージ」を、信じて毎日描き続けることです。