昨夜のテレビ番組「日本と世界の異常気象」を見ていたら、本当に恐ろしくなって
最後まで見ていられず途中で消してしまった。そうとらえると、天災は何時、どこで
起きるかもまったく分からない。見方を変えると、人生はいつも薄氷の上を歩いている
ようなものだと思い、そんな恐ろしい天災に巻き込まれずに、その日が無事に過ごせた
だけでも幸せなのだと実感した。それは天災だけではなく、事故も全く同じだと思うが
私は昔こんな経験をしたことを思い出した。
それは40年ぐらい前のことだが、私はあるヨーガ教室の出張指導をした帰りに、六本木
から地下鉄に乗り恵比寿で降りた。降りたホームから階段を登り、降りる途中のこと
だが、後ろでものすごい大きな音がしたので、びっくりして振り向くと、そこには
階段の天井に付いていた大きな蛍光灯が落ちていた。もしもホンの2歩位後だったら
それは完全に私の頭に落ちていたはずで、恐ろしくて足がすくんだ。
すると駅員さんが駆けつけて「大丈夫ですか?」と聞かれたが、驚いて声が出なかった。
その時階段を下りていたのは私一人だった。頭や肩に粉のようなほこりのようなものが
いっぱいついたが無事だった。
もう一度は渋谷の道玄坂の上の横断歩道青信号で渡っていたとき、すごいスピード
で乗用車が横断歩道へ突っ込んできた。のんびり渡っていた私は、あやうく体を交わ
したが、その車はそのままのスピードで走り去ったが、やはり周りには誰一人
いなかった。こんなことを恐ろしいことを私は二度も体験したが、もしかしたら
重傷を負ったり、死んでいたかも知れないほど危険な目にあったのだ。
改めて思い出してみると、私はやはり強運なのかも知れない。
守られた命を大切にしなければ、と改めて感じた雨の日だった。