★知識がなかった「中心静脈カテーテル」
夫に会うために毎日病院へ通うのは、認知症が進まないため、私の気持ち
を伝える事、スキンシップをするためだ。「中心静脈カテーテル」をして
いるためか日ごとに元気になり、話しかけると答える。
昨日はリハビリをしていたが、寝たきりなので起き上がり、靴を履いて
立ち上がる事までできた。それを見ながらあることに気付いた。
そのため、帰ってから「中心静脈カテーテル」について調べたが、延命
治療としても使われる事もあるそうだ。夫は92歳心臓カテール手術
13回は、ふつうよりかなり心臓が強いとを知ったが、まだ入院は1か月
間以上の予定だ。
今後について明日訪問治療の先生にご相談するが、出来るだけ早く自宅
に帰らせて上げたい。私の望みは「穏やかな気持で住み慣れた家で過ごさ
せたい」ので、唯管に繋がれて長生きさせたくはない。
そのため、尊厳死協会に二人の固い意志で入会したのだから。
たとえ命が短くなっても、それで良いと夫も思うはずだ。
まして病院は。コロナが再び増えているためか、面会時間は15分
しかできない。何とか粘って30分近くいるが、それもまた、とても
切ない思いだ。早く家に帰らせてあげたいと、真夜中に目覚めさんざん
考えてこれを書いた。気づいたら朝になっていた。