この年齢にして、肉体的には大変健康で何の治療も受けていない。
少々おこがましいが、長年健康的で手本的な生活をしているためだ。
最近物忘れも多く、疲れやすくなり、そのため自分なりの努力はしている。
でも、加齢による劣化現象は防ぎようもない、これ以上長生きしたくない。
現在の生活はあまり楽しくないことが、次々と押し寄せてくる。
今も若い時期とそう変わらない感受性、「一体これでいいのだろうか?」と
考えたり、悩んだりするのは、ある意味の発達障害かも知れない。
同世代前後の人達は、一見元気そうに見えても、実はほとんどが医学的な
治療を受けている。私はどこかが悪くなっても、すぐに治ってしまうのは
自然治癒能力が高いからで、どうすれば健康で、心身共若々しくいられるかを
自分の年齢なりに研究しているからだ。今長年の習慣を止めるのは実は
とても難しい。
「あれガマン、これガマン」して長生きしたくない、もう十分生きたし
これから楽しいことなど起きるはずもなく、厳しい現実と対応している。
ある意味で保護者のようだった夫は「社会的地位、名誉、金銭に無欲」
同じ価値観の私は、今そのため人生の最終段階で大変苦しい状態に直面
している。もしも人生の勝者と敗者と区分けしたら、私達は敗者なのだ
と今更ながら真夜中に考えている愚かな自分だ。