12月15日は年内最後の練習日。
第一部演奏曲 シューベルト作曲「Intende voci」「Ave Maria」の全体指導でした。
Intende voci
- この曲の始まりについて➡教会でミサの時パイプオルガンの手前のバルコニーから合唱団が右から左から交互に歌い交わすのが常である。5ページはそのように演奏。バスから各パートが歌い始める時、あちこちからステレオ効果のように聴こえるように歌ってください。つまり、それぞれの「Intende voci~」が聞こえるように。
- 61小節、「onis」の「s」は小節線の中で言う。
- 65小節、69小節全パート同じに出る「orabo」は明るく歌い始めて。
- 128小節の上3声の出だしの音は要復習!
- 129小節は「orabo」を言い直す。
- 言葉について
- orationis・・・tは チではなく、ティ
- ラテン語は言葉の後半が大事なので➡orabo Domine では「Domine」が強い
- 81小節「quoniam」は「q」の発音が小節線より前に、早めに子音を言い、小節線の上は母音になること。そして母音は極力明るく。
- 「intende」の「n」は日本語にならないように!
- 演奏方法について
- 和音の鳴り、ハーモニーを感じて歌う事。
- 下降系のフレーズは音が下がりやすいので出来るだけ上昇系と感じて歌う事!
- ソリストが歌う時、ほぼ強弱記号がpになるのは邪魔をしないように記号を付けている、守ってください!
- 6ページはソリストの歌を真似して歌う形であり「あなたのあとについてゆきます」という意味。アクセントの位置も真似になっているので楽譜の確認を。四分音符で終わることが多いが、長さは音符の長さで歌い終え、伸びないように!
- ソロが歌わないとき、合唱が主役になるのでしっかり歌い始めて!例えば87小節バス。
- 間奏の前はフォルテで合唱、しっかり歌い終える。例えば136小節。
Ave Maria(エレンの歌)
マエストロから「Ave Maria」の日本語訳が配布されました。
日本語歌唱なのですが、堀内敬三訳の文語体なので
解りやすい口語体の資料です。
スキャンしたものなので、読みづらいかもしれませんが
お休みされた方は次回受付で受け取ってください。
3番は強い歌詞なのでしっかり歌うように!と注意がありました。
- 47ページから49ページまではソプラノソロと対決するくらいに「ウ」母音でしっかり歌ってください。ソリストは男声の「ウ」に負けない響きで歌われます。
- 練習番号Aに入った所、クレシェンド&デクレシェンドをつけて歌ってください。
- バスの一番下の音の中、不要な音もあるので合唱指導者に相談します。例えば練習番号Aの下のファ、ファ、ソ。49ページ最初のファ。50ページの「わ・が・き」のミ、ファ、ファ。練習番号Cの前「らん」のファは聴こえなさそうなので。
- 言葉について➡ふしどなる~の「Fu」は聞こえるように。
- 51ページのソプラノ、三連符「みーめぐみー」は耐空時間をとって歌う事。
- ソプラノ三連符「みゆ~~~らん」ははっきりとゆっくりします。リテヌートの印を!
- 52ページ、ソプラノ「嵐さえなごむ」はクレシェンド&デクレシェンドを!
- 52ページ下の段、テノール「うけたまえ」の最後のラ音はしっかりした音が欲しい。
- 54ページの下段ソプラノ、「つみはきえん」の「ん」は口を閉じずに「N」と言う。
- 練習番号Eに入り、クレシェンド&デクレシェンドを!!
- 56ページに入り、2小節目の男声、特にバスの声を聴き、その後最後まで音ははっきり終わって下さい。
今年も、練習後はマエストロを囲んで忘年会で盛り上がりました!!
佐藤宏充マエストロからは「音楽で一つでも感動していただけるような、
一つ何かを感じて頂けるような演奏が出来るよう、皆さんもそんな風に感じて
曲に向かってください」とお話がありました。
来年2020年、最初の練習は1月12日(日)サンアゼリア企画展示室で
1時半からマエストロによる「シューベルトミサ曲6番」全体練習です。
緊張感あるご指導になると思うので、お正月ゆっくり過ごした後、復習してご参加ください!
どうぞ良いお年をお迎えくださいね