前に使っていたF-06Bとの違いもチラホラ見えてきました。
F-06Bがヨコモーションで画面を横向きにできたのに対し、このP-03Dはダブルスライドを
採用している。これは通常のスライド(上面が上へ)に加え、逆方向(上面が下へ)へも
スライドさせる事ができるという物で、これによって隠れていたINカメラが姿を表します。
まあINカメラの起動は簡単なんだけれど、それ以外にこの構造にメリットは無さそうです。
また本来INカメラを付けるべき位置には代わりにライトが搭載されており、このライトは
明るさを3段階に調整可能。そんなINカメラは、1.3MピクセルのCMOSが使われています。
INカメラとしては高画素ですが画質は悪(ry クイックミラーとして使うには良いでしょう。
富士通端末でお馴染みだった、数字+ソフトキーでブックマークやアプリをダイレクトに
呼び出せるショートカットは、P-03Dにはありませんでした。便利な機能だっただけに残念。
それと電池アイコンを%表示に変えられないようで、電池残量を%で確認したい場合は
メニュー内から電池残量を選択するか、電池アイコンにカーソルを合わせる必要があります。

ディスプレイは、1677万色だったF-06Bに比べP-03Dは26万色液晶なので、表示する物によっては
滑らかさに欠けますが、照明のレベルを一番下に設定しても明るく見やすいため悪くありません。
F-06Bはタッチパネルでスクロールがしやすかったのですが、タッチパネルを搭載していない
P-03Dの場合はソフトキーによるページ送りや、スピードセレクターを活用する事になります。
スクロールに関してはタッチパネルの方が快適だったけれど、逆にそれ以外でタッチパネルは
ほとんど使わなかったので無くても問題は無さそう。むしろ上面にも物理キーが付いているので
閉じたままキー操作ができる事が非常に嬉しい。操作レスポンスもP-03Dの方が良いです。
とまあP-03Dをここ1週間使ってみての感想でした。F-06Bから失った物もありますが
総合的に見ると、なかなか良い端末だと思います。Wi-FiやBluetooth、GSMも非搭載
なので、それらを必要としておらずスライド型好きな人ならばオススメの端末でしょう。