人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

秩父34巡礼マラニック2022④〜生きているとは生かされていること〜

2022年01月13日 | イベント


残った5名。







その中に巡礼前日の最終便で福岡から関東にやってきた2人合わせて剣道9段の強者ご夫婦がいました。






「夫の挑戦を見届けたい。私は根性なしのヘッポコだけど、やれるところまでやります。」


と本当は根性だらけなのに、謙虚な姿勢の剣道6段の妻。


「巡礼翌日に節目の50歳になります。これからを生きていくのに自分を見つめ直すいい機会だと感じてやってきました。」


夫のYさんが穏やかで優しそうな佇まいから、

覚悟を決めた意志の強い言葉がかえってきます。



そしてYさんはある方のネックレスをされました。



数年前に実施した1合目から歩く富士登山。


Yさんご夫婦は、参加者の男性Sさんと同じ剣道家ということで意気投合し、富士登山後も名入れの竹刀を送ったり九州の災害の際は支援されたりと交流が続いていました。


Sさんは、

「もう数年で定年だから、そしたら山口さんのもっと様々なイベントに参加しますよ!そして私はプラチナ・マンに変身しますから^ ^

と語ってくれていました。



その後、一足早く地球を旅立ったために預かった愛用のネックレス。


同行二人。












ゆっくりと着実に一歩一歩前に進み、

共に励まし声を掛け合い、峠を越えました。


「集中ですよー!気を抜かずにいきましょう!ここからですよ!」


ゴツゴツした岩場も慎重に通過して、最後の34番まで残り約10メートル。


突然、大きな音を立てて40cm超の石が落ちてきました。


運がいいのか、


観音さまや仏さまに見守られているのか、


私たち御一行のちょうど真ん中、Yさんの12メートル前に落ち、怪我等はありませんでした。


もし数メートル、数秒ずれていたら、、、



「生きているとは、生かされているということだよ」



おかげ様で今日も生かされて生きています。




夕食と朝食のデリバリーをして参加者を食で元気満々にしてくれた秩父・横瀬の「なないろごはん」のまるさん・よしさん、














みんなを安心・安全にサポートしながら1番から34番まで全て巡って超人の本村トレーナー、









ぴょんぴょんやってきて参加者をのびやかにサポートしてくれた秩父在住治療家兼ガイドの石崎さん、






道中見守ってくれたお寺の方々、秩父の自然や観音さまたち、


どうもありがとうございました🙏


おしまい





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秩父34巡礼マラニック2022③〜江戸っ子の矜持〜

2022年01月13日 | イベント
早朝5時30分に出発。








2日目はスタッフを先頭にひたすら自分で終わりと思うところまで巡ります。(50km超)

黒い空が段々と青みがかかっていき快晴。












体力がないはずの妻が参加したいと言い、心配だからと一緒に参加した夫妻。




夫のDさんは以前にゴールド・マンと共にブラジルのファベーラ(スラム街)に潜入してギャングに絡まれた経験を持つ強者です。

その後に財布とパスポートを盗られ、

さらにその翌日にはスマホも盗られたのに、

「これがブラジルだよ!!」

と意気揚々と語り、人生を達観している50代の江戸っ子。

ボート関連の競技では日本一にも輝くDさんが、

今までろくに運動もしたことがないという妻から

2日目の後半に「足は大丈夫?」と逆に心配されています。

見るからに痛そうなのに、

「大丈夫だよ^ ^」

とぼろぼろの足よりも心配されて心が痛いDさん。

江戸っ子の矜持として、

そんな素振りはつゆとも見せずに、

周りを楽しませながら33番の天狗さんたちがいるエイドステーションへ。




多くの方が2日で70km超を歩いています。

こんなに自分は動けるはずないと思い込んでいたアラフィフ、アラカンの女性たち。

8kmのマラソン大会がやっとだったのに。。。

運動や挑戦なんて今までやったことがないのに。。。

自分が限界と勝手に線を引いている世界の先へ

ときましたが、魔法もとけて今回はここまで。


「しょうがないなー34番は次回のお楽しみにして、今日はこの辺にしときますか。」

と残念そうな言葉も、内心は安堵感でいっぱいのDさん。

「後は皆さんに託します!」

初対面にも関わらずに、新年そうそうこんなに歩き続ける企画に参加してしまった方々に宿る不思議な一体感。

半数の方が33番でお見送りとなり、残った人々に想いを託します。




「最後の33番から34番は暗闇の中で峠を越えます。ここからはリタイアできる場所はないので、行った以上は行くしかないです。」

つづく
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