実家が玉子屋のゴールド・マンです。
ニワトリさんを見るとついつい拝んでしまいます。
丹沢という山岳地帯の奥に小さな山小屋があります。
塔ノ岳-丹沢山-蛭ヶ岳-檜洞丸という山を、プライベートトレーニングコースとして、10年前はただ前を通り過ぎるだけでした。
ある日たまにはのんびり泊まってみようと、立ち寄りました。
外観とは裏腹に中は丁寧に整頓されていました。
掘りごたつに足を入れ、
ランプの明かりの下で、
麓の畑で作ったという夕食をご馳走になりました。
水道も電気もないその山小屋には
何十年も小屋を守っている小屋番がいて、
目の前にある物を工夫して使い抜いて過ごされていました。
紙コップなど捨てようとすると、
また明日使うから捨てるな!!
と叱られます笑
もう数時間経って深夜かなと思って時計を見ると、まだ20時。
2階の寝床にはふかふかの布団が用意されてます。
山小屋にこんな快適な布団があるのかと思うほどに!
聞くと、
天気の時は小屋に来られた方が
気持ちよく寝られるように干しているそうです。
一つ一つ想いのこもった手作業に感動し、
こうした体験を周りの方にもしてもらいたいと
一般の方に向けた丹沢縦走トレッキング、
トレーナー向けの修行ツアー、
などを実施してきました。
参加された方々は、
後々にも思い出深い記憶として残っていて、
笑い話として出てきます。
あるトレーナーは、
「財布も携帯も没収されて、
どこがゴールか知らされずに登山し続けて、
限界ギリギリでたどり着いた山小屋はオアシスでしたよ。」
関わった方々の中には、その後も小屋番と交流して、相互に人生を豊かにする一助になっているようです。
イベントは1回で終わってしまうイメージが強いですが、
個人的にはその後も何らかの形で繋がっている様子を聞くと、
やるまでは大変ですが、
やって良かったなと思います。
先日、小屋番が足を怪我して畑が大変というので、ゴールド・マン御一行が行ってくれました。
また時期がきたら、
丹沢縦走トレッキングや、
修行ツアー、
やりたいなと思います。
来年はゴールド・マンが耕した畑の土で野菜ができるようです!