ハーフパンツにTシャツ姿で、
「帽子と雨具は忘れたー。なんとかなるっしょ」
という栃木からやってきた小学生、中学生の兄弟。
この2年間以上、ほぼ外で活動することがなかったけど、勇気を出して今回一歩踏み出してやってきた大学生。
彼らを引き連れて向かうのは南房総の未開の山。
「何かあったらすぐに家に戻ってきて。24時間営業しているから^ ^」
と山の近くの家を継いだ叔父さん一家の全面協力を得て、そこに経験豊富で様々な荒波を乗り越えてきたタフな大人たち(日ごろ助ける側の人たちが訓練を兼ねて合流)も加わり、野営をしました。(叔父さんが小学生、中学生の雨ガッパも用意してくれました。)
雨が降る中でまずは拠点作り。
風向きや地形などを考慮した上で各自テントを設営します。
不安だった青年たちも安心して寝る場所が確保できた事で安堵の表情です。
そして共有のスペースをタープで作り、
レジャーシートを敷いて夕ご飯。
雨が降る中で濡れた木に火をつけて、たき火をするのはなかなか難しいという事を学んだ御一行。
実際にやってみなきゃ分からないこともある!
知恵を出し合うことでたき火が育ち、火の温もりを感じながら、バーナーでの焼肉と地元でとれた刺身を食べました。
「雨と風が強くなる前にテントでのんびりしようかな」
とそれぞれのテントに向かう大人たち。
「せっかくの機会だからこの天候を肌で感じたい」
とタープに残る青年たち。
「思ったよりも風は強くないね」
「ここは山と山に囲まれてる場所だからね。地面も粘土質で強固だからゆっくり眠れるよ」
「ここにいるのが不思議!」
「どうやらピークが過ぎたみたいだね」
とランプに一斉に集まり出す虫たち。
「そんなので分かるの!?虫にはまだ慣れないなー」
とそれぞれのテントに入り、
濡れた衣類を着替えて快眠できる格好になり、
数分後にはライトも消えて気持ちよく寝入ってしまったようです。
まあ、なんとかなるでしょ、
と自分のテントを設営していなかったポンコツの私。。。
「辛抱・我慢」を唱えながら、
ある事を実行しました。
つづく