新宿から特急に乗り1時間30分。そこからバスに乗り30分で着く登山口。
トレリートとはトレッキングとリトリートの造語なのですが、当てはまる言葉がなかなか見つからず。。。
トレッキングもただ登るだけでなく、学んできた森の中で気配を消す技術等をベースに一般の方でも楽しめるようなワーク(かくれんぼや忍び足ゲーム)にアレンジして道中に実施。
「これだけでもう満足な感じです〜」
と言う人もいましたが本番はここから笑
約2時間(ゆっくり登って3時間)の登山道を歩き、小枝のトンネルをくぐると急に開けます。
正面には富士山がくっきり見える台地にポツンとあるのが丸川荘。
「なんですか!?ここは!?こんな異空間がこの時代の日本に残っているとは。全てがパーフェクト!!」
「日本昔ばなしの中に紛れ込んだ気分です」
「ここは頭の中にあった桃源郷みたい」
外から中に入ると無人なのかなと思いますが、
段々と暗さに目が慣れてくると小屋に人がいることに気付きます。昭和の面影を色濃く残すこの小屋を数十年守り続けてきたのが勝手に仙人と呼ばせていただいているTさん。独学で仏像やマグカップを彫り、それらが並べられている小屋内はいつ来ても変わらないままです。そして仙人もまた変わらぬ様子です。
仙人の秘密の水場。
そんな場所でただただお酒と水を飲み、ボーっと過ごす御一行。
暗くなり身体が冷えた頃、小屋に戻るとコタツが用意され、寒くて温かいひとときが始まりました。
つづく