人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

10年ぶりに「火垂るの墓」を見て思うこと

2009年09月19日 | Weblog
 昨晩、10年ぶりに火垂るの墓を見た。この映画は本当に涙が止まらない。内容は説明するまでもないが、今回は見ながら私の今までの旅の経験が頭の中にどんどん出てきた。

 親を失った14歳と4歳の子供たち。そして、自分たちだけで生きようと決心するものの、現実にぶち当たる。どうやって生きていけばいいのか?「生きる」ことにがむしゃらになり、なんでもしてしまう。海外でよく、物乞いの子供たちにあった。仲良くなることもあれば、しがみついてくる子供をふりはらうこともあった。生きるすべもなく、物乞いをするしかない子供たちも多くいた。
 「戦後の日本に似ている」と言われて行ったカンボジア。手足を失い、戦争の傷跡が癒えない状況で、物売りや孤児院で生きる子供たち。
 「30年前の日本に似ている」と言われ行ったベトナム。豊かになりつつある一方、親のいない子供たち、学ぶことのできない子供たち、が路上で必死に生きるために物乞いをしていた。
 「成長中の国インド」では、日本語で必死にだまそうとしてくる子供。学校に行くわけでもなく、生きるために日本人をだますのが一番いいと思い覚えた若者。
 「発展の半面の中国」では、観光地でない場所は貧富の差が激しく、私にいきなり土下座をして、5歳くらいの少女二人が私の両足にしがみつき離さなかった。それを引きずりながら歩いた私・・・

 様々なことが思い出され、悲しかった。
悪いのは、その子自身ではなくまさに「環境」だと思う。
国の施策が影響している。ある国のストリートチルドレンと話した時に、この状況ならまだ戦争になった方がましだと嘆いていた。まさにその国の環境により人生がある程度決まってしまう。

私が将来やりたいと思っていることの一つは、海外貧しい国の志の高い方に日本に来て学んで、働いて、お金を貯めて自国に帰り、そのお金で暮らしながら自分の国を良くすることに全力を尽くしていけるサポートである。

そのためには、自分の仕事もまだ日本ではしっかり認知されていないので、しっかりと根付くようにして、仕組みを作っていきたい。

 10年ぶりの「火垂るの墓」は、以前見た時とまるで気持ちになった。

 
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