公開したら観に行こうとずっと思っていたので、早速今日行って来ました。本当は子供達と行こうかと思っていたのですが、息子は友達と難波の方に出かけて、そこで観てくると言うし、末っ子は今日友達と約束があるらしくパスされて、娘は自動車学校。・・・とパパが「一緒に観ていいよ。」というので、久しぶりに夫婦で一緒に観ました。いつも映画には行くけれど、趣味も違うし、あんまり一緒には観た事がないのですが、今回は私にあわせてくれたのかな・・・。パパが50歳を越えてくれたら、夫婦二人で2000円で観れるんだけれど、もう少し年が足らないからなぁ~。残念。
映画はというと、良かったです。これから観るつもりの方がおられたら悪いので、詳しくは話せませんが、
憎しみという感情からは憎しみしか生まれない。その連鎖を断ち切らない限り、それは終わらない。親子の愛、絆というものは、とても深く、重い。・・・そう感じました。
天下を取りたい実の父親に、身体の48カ所を魔物に差し出された百鬼丸が、自分の身体を取り戻すために魔物と戦っていく。そして最愛の両親を殺され、敵討ちを誓う娘と運命的に出会う。ストーリーがすすむうちに、いろいろな謎が解き明かされていきます。自分の目的に為に魔物に子供の身体を捧げた父、生活に困り子供を捨てた親達、顔さえ知らないのに我が子だと感じる事の出来る母の愛、愛してほしいからこそ憎いと思う・・・。
今、私達を取り巻いている社会を風刺しているような気もします。家族をめぐる様々な悲しい事件。私達はきっと自分のことばかりなんです。
映画はほんと良かったですよ。単なるアクションとか魔物映画ではなくて、中身がありました。妻夫木くんもかっこよかったですけど・・・。