この日曜、いっちゃんさんと映画に行って来ました。
愛する人を失い、自らもその瞬間の記憶をなくしてしまった主人公が、記憶を取り戻すことで、人生を再スタートさせる物語。
最愛の恋人・淳一(岡田将生)とバイク事故に遭い、自分だけが生き残ってしまった泉美(北川景子)。
事故当時の記憶をなくしている彼女は、その時の事を思い出すことで彼が最後に何を言いたかったのかを知ろうとする・・・。
これは先に原作本を読んであったのですが、映画的には省略されたり簡素されたところもありましたが、全体の流れは原作にそって撮られていました。
内容的にはラブストーリーではなく、記憶を取り戻したい・・・という主人公の思いと、最愛の人を亡くすという事がどれ程の心の傷を残すのか・・・それに尽きます。
話は淡々と進んでいくので、ハラハラドキドキとか胸がじーん・・・とかいうのはありませんが、観終わってホッと出来る作品でした。
終盤、記憶を取り戻す場面はやはり胸が詰まります。
もし自分なら・・・と考えてしまいます。
映画の中の岡田君の爽やかさがとても印象的でした。
物凄く感動するとか思いっきり泣けるという映画ではありません。
でも、淡々と語りかけるような映画でした。